
息子が始めて、マーチング・バンドの一員としてアメフト試合に参加する。
いわば、マーチング・デビュー。
デビューの舞台は、アメフト・オープン戦で、試合会場はなぜかテキサス大学。

バンドとして学校から試合会場に向かう息子を学校まで送り届たあと、試合会場へ。
適当なゲートから入ってみると、サイド側。
ホームチームスタンドは右手だとはわかったのだけれど、息子たちと横並びになってしまうより、サイドにいたほうがスタンドにいる息子たちが良く見えるし、マーチングの際に息子はこちらのサイド側に位置すると聞いていたので、ここのほうが良く見えると判断し、サイドの座席に陣取る。
これが、ものすごい間違いだった事に、後になって気が付いた。

↑スタンドの中で、濃紺のユニフォームの一帯がバンド。

ほら、サイドの席だと、こうして息子もちゃんと見えるでしょ。
アメフトの試合開始。

開始時の国歌演奏から始まり、試合中はスタンドから応援の演奏を繰り広げるバンド。
そして、メインともいえる、ハーフタイムのパフォーマンスが近づいてくる。

スタンド内では脱いでいたジャケット(試合時間でも40度越えてた。ジャケットなしでも、長ズボンだけでも暑かったはず・・・)を着て、帽子の羽飾りを受け取り、フィールドへ向かう。

緊張の初マーチング。

フィールドに出てきたあとは、まずはダンスチームがパフォーマンス。
この時点で、まだ自分が位置取りに失敗していることに気がつかなかった。
しかし、マーチングのパフォーマンスが始まって・・・
あれ?反対サイドに並んだまま。一列でこちらに向かってくるだけ?
パフォーマンスにサプライズがあると聞いていたけれど・・・あれ?もう終わり???
ここでやっと気がついた。
このパフォーマンス、上からマーチングの動きのフォーメーションを見ないとサプライズにならないのだ。
サイドに位置し、更に最前列で写真を撮っていた私には、全然全体像が見えないのだ何がなんだかわからない。
しまった・・・
ホームスタンドから見ると、こう↓見えたのだ。
人の形が、フットボールを蹴ってキックオフ!というパフォーマンス。
息子は、ボールを蹴る足のひざあたりにいる。
あ~、見損ねた。
これ、今日のための特別パフォーマンスで、もう2度とやらないという。
と私が失敗に苦い思いをしているころ、初マーチングが終わった息子はというと・・・

ほっとした表情の子達の中で、なぜかこちらも苦い顔をしている。
なんだ?動きを間違えたのか?
後半戦もスタンドからの演奏が続き・・・

残念ながら、試合は息子の高校が敗戦。

試合後の最後のシメ演奏をして、本日のマーチングバンド終了。
選手やバンドメンバーたちは、バスに乗り込んで学校に戻る。
学校に戻り、楽器を片付け、軽いミーティングのあと、ようやく解散。
時間は既に11時半。
家にたどり着いたのは夜中12時前。
やれやれ、これから毎週、アメフトシーズンは毎試合こういうことになる。
初マーチングの感想を聞くと、楽しかった!のだけど、ただマーチングのパフォーマンスが自分も含め、ミスが目立ったのが残念でならないと。
なるほど、マーチング後に苦い顔していたのは、納得のパフォーマンスができなかったからだったのね。
まあ、シーズン中、試合は続くので、まだまだこれから。
完璧なパフォーマンスができず、ちょっとほろ苦いマーチング・デビューの夜。
本日のピンズは、「本日のTシャツ」に戻って、今日の高校アメフト・オープン戦の応援Tシャツ。
レイク沿いに隣り合わせの学区の高校対決で、どちらの校名にも「レイク」は付いているので、レイク対決というわけ。
BGM「アンダルシアに憧れて」by真島昌利
♪トニーのやつがしくじった