
ボランティア活動は続く。
先週書いたように、同じ作業に新鮮味がなくなってきたと思っていたら、今日は違った品目を扱うことになった。
今までは、べイカリー・アイテムを「パン」と「ペイストリー」に振り分ける作業だったけれど、今日は家庭雑貨を仕分ける。
家庭雑貨の中でも、今日仕分ける品目は「赤ちゃん用紙おむつ」「洗濯洗剤」そして処方箋なしで販売される「市販薬」。
この「洗濯洗剤」が、意外に大変な作業だった。
大箱に洗剤が詰め込まれているのを、小箱に35ポンドづつ分けていくのだけれど・・・

大箱の中で、パッケージから洗剤がこぼれていて、粉石けんまみれ。
粉石鹸、吸い込むと息ができなくなるので、粉を舞い上がらせないように気をつけながら、手が石鹸粉でヌルヌルな気持ち悪さになりながらの作業。
洗剤には苦戦したけれど、ちょっと面白かったのは市販薬の仕分け。
まずは、使用期限の切れたもの、パッケージが開封されているものは廃棄処分へ。
それから、一般的な薬品でない「ダイエット薬」「タバコをやめるための定量ニコチン製品」「ハーブ製品」「睡眠剤」「痛み止め等でも睡眠を誘導する成分のはいったもの」などは廃棄処分へ。
残りの「痛み止め」「胃腸薬」「風邪薬」「ビタミン剤」などのみを25ポンドづつ、小箱に仕分けていく。
見たことのない薬品の箱を「これは何だろう?」とチェックしていくのは、ちょっと面白かった。

で、この作業をしていて感じたこと。
例えばビタミン剤を買ったけれど、1粒飲んでやめることにしたとする。
捨てるのももったいないし、寄付したら誰かが使えて良いかも・・・そうして寄付しても、受け取り先では、開封されていると、もしかしたら中身が入れ替えられているかもしれない、中身が清潔なままかわからない・・・ので、廃棄することになる。
実際、今日作業した薬品類、半分以上が廃棄処分。
結局は、家で捨ててしまっても同じというか、配送や作業の手間がかからない分、無駄でないことになる。
捨てるのはもったいないな~と思っても、これからはこの場面を思い出して「私が使わないなら、誰も要らないかも」と、思い切っていらない物を捨てる(物を捨てられない私の)背中押しにしよう。
それと、2つに分かれた別のグループは、缶詰の仕分けを担当していて、そちらは「缶が親指サイズ以上にへこんだもの」「トマトの入ったもの」は廃棄処分にまわしていた。
そんな説明を背中で聞いていただけなので質問できなかったけれど、なぜ、トマトが入っているとダメなのだろう?
謎だ。
(こうやって、ここで仕分けされたものは、経済的に困っている人々に配られることになる。)
本日のピンズは、チャリティーもので、95年の赤い羽根募金のミニ・バッジ。
BGM「煮え切らない男」斉藤和義
♪胃腸薬を誰かくれ