
父の日。
父である夫は、朝から息子とハイキングに出かけていった。

ハイキング、と言っても、ハイキングを楽しみに行ったのではない。
来月、ボーイスカウト隊でロッキーマウンテンに出かけるので、今日はそのトレーニングのためのハイキング。
ロッキー・マウンテンでは、1週間分の食事や寝袋などをバックパックにつめて担いで歩き回る。
標高が高いうえ、キャンプ施設が整っていない山を歩き回る、体力と精神力が要求されるアドベンチャー度の高いイベント。
隊でも14才以上のスカウトのみが対象で、参加者は必ず事前トレーニング・ハイキングに参加しなければならない。
今日は、そのトレーニング・セッションで、バックパックに実際の旅行時と同様に装備を詰め込み、それを背負って、シュミレーション的ハイキング。
このトレーニング段階で付いて来れないスカウトは、参加を見合わせるようにアドバイスするなど、「振るい落とし」も目的とされる。
トレーニングで、隊のみんなでとはいえ、親子で荷物かついで一緒の時間を過ごすのは、父の日にちょうど良かったのかも。
私の父も、登山やハイキングが好きだった。
バックパックを詰め込んで出かけていった息子の姿に、父を思い出す。
本日のピンズは、オーストラリアのエアーズ・ロックのピン。
W先輩がエアーズ・ロックを登られた際のお土産。
「あなたは登っていないから、<私はエアーズ・ロックに登らなかった>と書かれた方ね。」という、エアーズ・ロック登頂記念ピンならぬ、エアーズ・ロック不登頂記念ピン。
BGM「Music Travel by BENNIE K ftrBENNIE K ft. Soffet」
♪バックパックにリズムと言葉とメロディ