
今日は息子のボーイスカウト隊の年度末。
この半年のランクアップや、取得したメリットバッジの授与式。
今年は、5人が最高ランクのイーグル・スカウトに到達した。

息子は1月に昇進していたスター・ランクと、コイン収集とラジオのメリット・バッジを授与された。

メリット・バッジはこれで合計31個取得。
この数、息子の隊では珍しく多い数。(他の隊では普通なんだけれど)
参列する参加者に、隊長が「みなさん、この数見てください!」と言及し、息子が着用していたメリットバッジのサッシュが注目を集める。

このサッシュ、今日のような式典の日だけに着用できるのだけれど、今まで息子は一度も着用したことはなかった。
それを今日あえて着用してきた理由は・・・
今日は年度末なので、来年度のリーダーを決める日。
その投票に、息子は立候補するつもりなのだ。
立候補演説のスピーチは用意した。それに加えて「私はスカウト活動を積極的にやってきました」というビジュアル・アピールのために、人一倍数の多いバッジのついたサッシュを着用することに決めたのだ。
リーダー選出が始まって、立候補に立ったのは息子とA君とS君の3人。
それを知った時点で、私は「これはA君がリーダーで、息子は副リーダーかな」と予想した。
今年度、息子はほぼ仕事がない「ビューグラー」と「副班長」だったのに対し、A君は「班長」としてリーダーをサポートしてきた実績をみんな見てきているのだ。
投票結果は、式典の途中で現リーダーが「最後の仕事」として発表する。
「来年度の隊のリーダーは・・・ミスター***!」
息子だった。
私も含め、驚いた人は少なくなかったと思う。
現リーダーからリーダー章を渡され、参列者からの拍手を受ける息子自身も驚いた様子。

後で考えてみると、どうもサッシュのビジュアル効果が本当にあったのかもと思う。
今回の投票、毎週ミーティングに集まるメンバーのほかに、すでにイーグルになって実質上隊の活動からは卒業した年長メンバーが加わった。
この年長メンバーは、たぶん候補の3人のことはそれほど知らなかったのではないかと思う。
「3人ともよく知らないけれど、メリットバッジが多いからあの子はがんばっているに違いない」と、イーグル年長票が息子に集まったのが、後押ししたのかも。
そんなわけで、息子は来年度の隊のリーダーとして年間行事計画を立てたり、毎週のミーティングで議長として会を進行させていったり・・・、と忙しくなる事になった。
更には、スカウト活動より別のスケジュールを優先させる事にしていた今年の夏休みの予定も、変更することになりそう。
毎年参加してきたボーイスカウとのサマー・キャンプを、今年は行かないことに決めていたのに「リーダーが不参加じゃまずいでしょ」と、その期間に申し込んでいた別の予定をキャンセルして予定変更へ。
リーダーに選ばれたのはいいのだけれど、高校1年目となる来年度、時間配分がちゃんとやっていけるのか、かなり厳しい忙しさになるのは必至。
忙しすぎて全部の活動が共倒れになったり、学業に影響を及ぼさなければいいのだけれど・・・。
リーダーおめでとう、の反面、これでよかったのか複雑な親の心境。
本日のピンズは、今日授与式で息子が私の襟に付けてくれた「スター・ランク」のピン。
式典では、ランクアップしたスカウトが「お母さんサポートありがとう」の意味で、ランクのピンを母親に付けるのが、式典の一部になっている。
BGM「99ブルース」by佐野元春
♪得意げな顔した この街のリーダー