
一昨日、プレイオフ初戦で勝利し、準決勝にコマを進めた息子のラクロスチーム。
今日は準決勝で、シーズン戦で2位のチームとの対戦となる。
その2位チーム、母体は息子達と同じチーム。
ユースのチームは、基本的には学区ごとのチームで、選手達がいずれは通う高校が母体となっている。
息子チームは、W高校が母体のチームだが、選手数が多いので7~8年生のシニア・リーグだけでも4チームに分かれている。
この4チームをW1、W2、W3、W4とすると、W1とW2がプレイオフに進出。
そして今日の準決勝で対戦するカードとなったのだ。
W1とW2は、練習も合同でしており、みんな同じチームメイトのようなもの。
対戦するのは複雑な心境だか、ここで対戦しておくと、どちらかが必ず決勝に進出できることになるのは良いのかも。
昨年は先輩Wチームが優勝しており、今年もその座を守りたいところ。
できれば、私個人的には、やっぱり息子チームで優勝をつかんで欲しい。

どちらが決勝に進むか、仲間対決の試合が始まる。

相手チームにはスポーツ万能のスター選手ディフェンスがおり、やや分が悪いかと思ったが、息子チームが操早々にゴールを決めていき、2点先制。
その後1点を返されて2対1で第クォーター終了。

こりゃ幸先が良いと思ったのもつかの間。
ゴールが決まったり、決められたりで、4対4の同点で前半戦終了。
ゲームは振り出しにもどる。

後半に入って、試合の流れが相手チームに流れる。
勢いに乗ってゴールが決められ、第4クォーター終了時には5対7の2点差。

流れを変えて、攻撃に流れを持って行きたい息子チーム。
ようやく1点を返した時点で、残り時間は3分。
3分あれば、充分ゴールの可能性はある。
息子チームのボール・ポゼッションが続き、これはイケる!同点延長に持ち込める!と応援席も一体となって盛り上がる3分。

しかし、勝利の女神は微笑まず、ゴールできないまま1点差の6対7で試合終了。

息子チームは準決勝で敗退となった。
残念だが、勝ったチームも元はチームメイト。
試合後は両チームの選手が入り混じって健闘をたたえる。
そして相手チームが次の戦いに向けて円陣を組むのを横目に、息子達チームは、今シーズン試合開始前に毎回行ってきた気合いれの雄たけびで、最後をシメる。
来年からは高校生になり高校チームに入ることになる息子。
こうして、ユース・リーグ時代の幕は下りた。
ある意味、良いユース・フィナーレだった。
接線の1点差で惜しくも負けた準決勝の相手は仲間。
最後の試合会場は、この5年間主に練習してきた中学校のグランド。
5年前、小学4年生だった息子が、ラクロスがどんなものかも知らないで、真新しい用具を抱えてこのグランドにやってきた。
その日から、毎年春の本シーズンはもとより、秋や夏の遠征チームなどずっとラクロスしてきたユースの5年間。
来年からは高校チームなので、このグランドにやってくる事ももうほとんどなくなるのだろう。
5年間、このグランドに集まり、走り回り、楽しかったね。
ラクロスに出会えて、良かったね。

優勝で最後を飾れはしなかったけれど、かぎりなく優勝に近い実力の3位。
という事で本日のピンズは、VAILスキー場のナスター・プログラムのブロンズ(銅)ミニ・バッジ。
余談だが、もし今日勝っていたら決勝戦は明後日。
明後日は学校のバンド・クラスは朝から全授業を欠席してコンテストに出かける。
コンテストは午前中で終わり、その後は遊園地での遠足に突入し、帰宅予定は午後8時半。
ラクロス決勝に出るには、バンドの遠足の途中で私が迎えに行って早めに帰宅しなければいけなかった。息子、その事実に気が付いていなかった。
負けたがゆえに、遠足は問題なく参加できる。
ま、残念賞みたいなもの?
というか、息子的にはもともと「ラクロス決勝戦より遠足の方が良い」だったらしいから、残念賞というより当たりをひいた気分らしいけれど・・・。
ユース最後・・・などと感傷に浸っているのも、親の私だけ、よ。
BGM「ノーサイド」by松任谷由実