
小学校低学年の数年間、同じクラスにIちゃんがいた。
今日はIちゃんの誕生日だ。
学校では良く話したりもしたが、放課後も一緒に遊ぶという程の仲でもなかったIちゃんの誕生日を、いまだに覚えているのは訳がある。
彼女の誕生日と私の誕生日はちょうど1ヶ月違い。
小学校低学年は生まれ順に並んだので、数年間同じクラスになったIちゃんと私はいつも隣同士だった。
そのうえ、ひらがなで書くとお互いの名前は、名字1字違い、名前1字違いという似た名前になった。
私自身は覚えがないのだけれど、母いわく、よくテストの答案用紙が入れ違いになって戻ってきたらしい。
「あら、良い点だったのねと思うと、Iちゃんの答案用紙だった、という事が何度もあった」と言うのだ。
と、そういうどうでも良いような思い出話を、日付を見ていまだに思い出してしまう。
オースティンは、すでに春というには暑すぎだけれど、日本は春休みの時期なのだなあ。
高校の春休みに、友人からジョージ・ベンソンのアルバム「ブリージン」を借りたことがあった。
特に好きなジャンルでもなかったけれど、春の日差しと、春休みの開放感にジョージ・ベンソンのギターがゆったりととけこんだ。
春だな~と思うと、その記憶がよみがえるのか、ふと「ブリージン」を聴きたくなる。
「歌は世につれ、世は歌につれ」と言うが、音楽の背景には、それを聴いた時代や場面が付随してくる。
今日は3月22日は、ジョージ・ベンソンの誕生日でもある。
「ブリージン」を聴きながら目を閉じると、思いは、遠い過去の京都の春休みに時間旅行。
本日のピンズは、マウンテン・ブリーズの気球ピン。
BGM「ブリージン」ジョージ・ベンソン