
マラソン大会でのゼッケン番号はランナーを識別するものであって、同じ番号が割り振られることはありえない。
ところが、先日私も走ったハーフ・マラソンの後、あるランナーの方が、自分とまったく同じ番号をつけていた別人がいたことを知った。
その方のもとに、ゼッケン番号を元に送られてきた「あなたのゴール写真」の中に、まったく別人が同じ番号をつけてゴールしている写真が含まれていたからだ。
おかしい・・・とよく見てみると、その別人の方は記録測定のタグを着用していない。


(↑記録測定用タグとは、これ。ゼッケンと共に配布され、大会毎に使い捨て。)
ははあ~そういうことか。
この大会、毎年ゼッケンのデザインが同じ。この「もう一人の人」は、古いゼッケンを再利用し、今年のランナーを装って大会を走ったのだろう。
ボストン・マラソンなど、参加規定が厳しいものなどは、参加資格が得られず正式にゼッケンを交付されていないのにもかかわらずに紛れ込んで走る「非認定ランナー」が問題視されていたのは聞いたことがある。
ふ~ん、オースティンのハーフ・マラソンでもそういう人がいるのか~。
今回の人、ゼッケン番号がわかってしまっているので、過去にその番号で走っているランナーである確立は高い。
と思ったら、あっさり誰だかわかっちゃった。
というのも、その人、その番号で走った3年前に入賞していたエリート・ランナー。
トライアスロンやマラソンで好成績を出しているので、顔写真も出回っていて、今回の問題の写真とあっさり一致。
隠れてこっそり混じったつもりでも、ひょうんな事からバレちゃう事もあるわけよ。
やっぱり世の中、ごまかしはダメっすよ。
本日のピンズは、96年ボストン・マラソンの記念ピン。
この96年は、100回記念大会で、このピンズは記念の3種セットのうちの一つ。

ありえない同じゼッケン番号の他人。あんた誰?
♪Who are you?
BGM「フー・アー・ユー」byThe WHO