
先月オーディションがあり 、リージョン・バンドのメンバーに選ばれた息子。
選考後、バンドメンバーは7曲の譜面を渡された。
そして昨日、全メンバーが集合して、招かれた大学教授などからクリニックを受け音合わせ。
あまり思い入れもなく出かけていった息子だが、夜帰宅すると、興奮気味。
選ばれた各楽器の奏者は、やはり上手いので、普段の学校の授業でのバンドより良い音になるのだろう。
いつもは後列に並ぶことになる息子だが、このバンドでは前から2列目の中央あたりに陣取るらしく、「後ろから聴こえてくる全体の音がすごい!」と目を輝かせる。
昨日のクリニックのあと、今日は朝からリハーサル。
息子の学校から選ばれたメンバーは昨日と同じく、スクールバスで会場に向かう。
・・・はずが、バスが来ない。
運転手が出勤しなかったというので、出発予定だった30分後、バンドの先生を筆頭に、何人かの父母のバンに子供たちを詰め込み会場へ向かう緊急事態に。
このせいで、せっかくのリハーサルに30~45分遅刻することになってしまった。
そんなバタバタの後、午前中のリハーサルは済み、ランチブレイクのあと午後からいよいよコンサート。
オースティン(正確にはオースティンという区切りではなくテキサス州18地区という地区になる。オースティン市内でも入らない地域もあれば、オースティン市外の学校も含まれたりする地区分け。)中学生オールスター吹奏楽バンド、とでも言って良いこのリージョン・バンドは、オーディションの上位が「シンフォニック・バンド」それに続く者が「コンサート・バンド」という2バンド編成になる。
まずはコンサート・バンドが演奏したあと、次いで息子も属するシンフォニック・バンドの登場。

抜粋で、2曲アップ。
(↑この曲で、息子を含めたバリ・サックスの2人がリズムに合わせて首を振っているのがかわいくて、笑いをこらえようとしたけど、ビデオカメラが揺れてる。。。)
私のビデオカメラはかなり古いので、画質も良くないし、アップできるサイズに圧縮しているので音が歪んでしまっているけれど、やっぱり、息子の学校バンドより素人耳にも音が安心して聞ける滑らかさ。
生徒たちは、それぞれ自分の学校のバンド・ユニフォームを着用。
バラバラなユニフォームだけれど、なんとなく「学校を代表してます」のように誇らしげに見える。

たった2日間のリハとコンサートだったが、オーディションを勝ち抜いて「選ばれた」というのと、実際に上手い子達が集まって演奏する中で、息子にとっても大きな刺激になったよう。

1日目のリハが済んだ段階で、「来年はアルト・サックスで挑戦する。アルトの方がかっこいいメロディーを担当するんだよ。今年アルトで挑戦していたら多分シンフォニックでなくてコンサート・バンドにしか入れなかったと思うけど、それでもアルトにしておけばよかったなあ。」と、既に来年のオーディションに向けて鼻息が荒くなっていた。
(でも来年は9年生で高校になるので、10、11、12年生を交えての争いになるから、選ばれるのは厳しいかも。)
選ばれし者だけが得られる体験、というのは大げさかもしれないけれど、実際、選ばれなければ見られなかった世界が体験でき、今後につながる大きな刺激を受けられて、息子にはとてもよい経験となった。

本日のピンズは、Tシャツに戻って、リージョン・バンド記念Tシャツ。
バックプリントは、シンフォニック・バンドとコンサート・バンドそれぞれのメンバー全員の氏名がプリントされている。
