
このブログでも何度も書いているボーイスカウトの「メリット・バッジ」。
この「メリット・バッジ」というのは、クラフトからアウトドア活動、科学、ビジネス・・・と様々なテーマで120のバッジが用意されていて、各バッジの課題項目をクリアすればバッジが与えられるもの。
このメリット・バッジ、課題の難度がそれぞれ違う。
居住地の環境等によって「これは物理的に不可能」と思われる物もある。
息子が夏休み中にいくつかやっておきたいというので、私も協力して、各バッジの課題項目をチェック。
簡単に出来そうなものは、息子の興味の対象でなくても、バッジの数を増やすだけの目的でやっておいても悪くはないでしょ、と。
で、その道のスペシャリストにインタビューとか、専門機関を見学とか、数ヶ月にわたり自然観察とか、その分野のボランティア奉仕が必要とか、そういった大物がなく獲得できそうなものをいくつかピックアップし、テキストブックの注文に追加。
その中の一つが「コイン収集」。
課題のほとんどが、造幣所についてとか、コインの基礎知識、収集家としてのコインの扱い方などの知識を得れば可能。
実際の収集部分は、
「この10年に発行された州のデザインのコインのうち最低5個を集めよ」
これは私が全州集めたのが使える。

次の、「現在出回っている硬貨を全種集めよ」
これも、おつりで貰った硬貨が溜まっているので問題ない。
それから、以下の4つのうちの一つ。
「10カ国以上のコインを合計50種集めよ」もしくは、
「5カ国以上の紙幣を合計20種集めよ」もしくは、
「トークンやメダルを15種集めよ」もしくは、
「1種の硬貨で自分が生まれた年から現在までの全ての年のものを集めよ」
10カ国のコイン50種。
日本、韓国、中国、インド、タイ、シンガポール、豪州、英国、ドイツ、ノルウェー、メキシコ、カナダ・・・で、50種以上あったわ、ウチには。

5カ国の紙幣20種。
日本、韓国、インド、インドネシア、シンガポール、豪州、英国・・・これは楽勝。


(↑「怪物くん」の、怪物ランドのお札?)
トークンやメダル、これは15個に及ばない。

(ニューヨークの地下鉄など乗り物のトークン、ファストフード店のトイレ使用のトークン、ゲームアーケードのトークン、など。)
生まれた年からの・・・これは、私なら無理だけど、12歳の息子は楽勝。
ただし、2010年のものも含めなければならないとなると、それがネックになるかも。

ここまで確認して、「コイン収集」メリット・バッジは、取り組めば獲得可能と判断し、テキストブックを注文したのだけれど、そのあと意外な落とし穴に気が付いた。
これはクリアと思った「現行の硬貨を全種集めよ」。
良く見ると「cent, nickel, dime, quarter, half-dollar, dollar」と注釈が付いている。
ペニーやニッケル、ダイム、クォーターはお釣りで手にするので家にもいっぱい溜まっている。
1ドルコインは、通常出回らない珍しいものなのだけれど、以前手にしたものを残してあるのでOK。

落とし穴は「ハーフドル・コイン」。
これは・・・普通には出回っていない。
10年アメリカに住んでいるけれど、1度も見たこともない。
ラスベガスのカジノで主に使われたりするらしい。
うわ~。
こりゃ、ハーフドルコインが手に入らないで課題終了できないじゃん。
待っていても絶対手元にやってこないと言える50セント硬貨。
まあ、最後の手としては、コイン販売業者から購入する手はある。
ざっと見てみたら、5~10ドルくらいで販売はされているようではある。
やれやれ・・・
「50円玉がないから、1000円で買う」みたいな事態よ。
本日のピンズは、コイツでハーフドルコインを招けないものか?というドル・バージョンの招き猫のピン。
招き猫が抱えてるのが小判でなく「ミリオン$」で、猫の眼も青い。
これは「MONOマガジン」の銀座松屋内「MONOショップ」で購入したもので、親日(招き猫をご存知)なアメリカ人銀行家の方などにお土産として活用させていただいたりした。

BGM「フレンズbyレベッカ」
♪ポケットのコイン集めて ひとつずつ夢を数えたね