
最も走りこんでいた時期に比べ、最近の私はなんちゃって程度の準備しかせずにハーフやフルマラソンに望む。
唯一の武器は「経験」。
21km、42kmを走るということがどういうことか、どの程度の気温なら自分がどう感じるか、どのくらいの距離でどういう変化が起こるか・・・が予測できること。
逆に言うと、経験だけが頼りともいえるので、より快適に走れるように服装選びや携帯するものは慎重にレース当日に選ぶ。
さてこの週末、息子が自転車25マイルに出かけるのに「短パンとTシャツで平気!」と言い張る。
外は空気が冷たく、すぐにでも雨になるような予報。
「今外に立ってみたけど、寒くないって!」という息子はわかっていない。
自転車で風をきるのと、立っているのとでは体感温度が違う。
25マイル(40km)の長距離なら、運動し始めた10kmくらいはたとえ気温が低くても汗ばむくらいかもしれない。問題は、その後体が慣れて汗を書かなくなった頃、そして体が疲れて運動量が減少してくる頃。後半に備えて防寒を考えるべき。
言葉で説明しても納得しないので、「これでいい」と言っている服装でぐるりと町内を走って来いといってみた。

結果、「わかった。寒いわ。」と、ようやく自転車での体感温度の差に気が付いていただけた模様。
それでもスポーツタイツはかっこ悪い、スエットパンツなどは動きにくい・・で短パンは譲らず。
ジャケットが、内側に薄いゴムびき加工された防水・防寒機能の高いものにしたので、まあいいかな~と、送り出す。

結局・・・
20マイルまでで疲労感を感じて、今日は20マイルで終了。
ほら~、寒いと寒さに対抗するのに体がエネルギー使っちゃうから疲れるし、筋肉もこわばっちゃうでしょ~。
君はまだ修行が足り~ん。お疲れさま。
本日のTシャツは、確かこの大会も寒かったな~と思う、93年江東シーサイド・マラソンの参加Tシャツ。
このシャツは、誰かにあげたか、ニューヨーク・マラソンで他国のランナーとTシャツ交換に使ったか・・・どっちだったかな?
