
バックパックには、構造の違う2種類がある。

写真左の「インターナル・フレーム」と右の「エクスターナル・フレーム」。
見てわかるように、エクスターナルの方は外側にアルミなどのフレームがあってバッグ本体の形を保つとともに、フレームに巻きつけて固定する形で寝袋などが運べる。
このエクスターナルの形は、昔私も持っていた。
「バックパッカー 」が流行った頃に全盛期を向かえ、今では主流を去ったようで、先日行ったキャンプ用品の店頭でもこの形はほとんど置かれていなかった。
今の主流は「インターナル・フレーム」。
エクスターナルに比べ、外枠がない分形がフレキシブルで、カヌーなどにも積み込める形だったりするのが利点。
今週のボーイスカウト隊ミーティングの議題は、「バックパッキングの選び方・詰め方 」。
リーダーの父子が、それぞれ自分で詰めたバックパックを見せて携帯品、詰め方などをレクチャーする。
主流の時代を反映してか、父親のはエクスターナル、息子のはインターナルのバックパック。
(↓ちなみに我が家は世代が逆転。息子がエクスターナル。)

バックパックには2日間の野営に必要な物を詰め込んである。水4リットルも必需品。
詰め込まれたパックはかなり重い。
この夏「PHILMONT 」に出かける年長スカウトたちは、コレを背に登りの長い道のりをひたすら歩くことになるので、トレーニングを開始する。
今日のバックパック・レクチャーは、そのトレーニングの第1歩なのである。
ボーイスカウトの活動は、子供たちが主導する。
リーダーの子がバックパックの中身、詰め方を説明し、実際にどのくらい重いか、背負い心地はどうかを試してみる。
しかし・・・

気が付くと、2種のバックパックを試してみて楽しそうにワイワイ盛り上がっているのは親たち。
肝心のスカウトたちは「何がそんなに楽しいんだ~?」という顔つきで椅子に座ったままシラ~。
(写真↑で、背負われている緑のものがバックパックなのだけど、見えませんねえ、取り囲まれちゃって。)
ははは、まあいいでしょ。
VANジャケット で「FOR THE YOUNG AND YOUNG-AT-HEART」というのがあったけど、親たちのほうが「YOUNG-AT-HEART」でワクワクしちゃってもいいじゃん。
と言うわけで、子供たちより子供心な親たちの姿に微笑みつつ、本日のTシャツは、こどもの日のこいのぼりイラストの、TH3「850回RUN記念」シャツ。
シャツの表には「天下泰平」の文字。
楽しそうな親たちの姿、天下泰平じゃあないですか。