JAPAN 龍(赤) T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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先月、息子の学校の理科の宿題について書いた際 にも言及した、「米国の宿題って・・・」な話題第2弾。

息子の学校のカリキュラム、日本に比べてレベル低くない?と思うものがある。
特に思うのが「社会科」。
この学校の7年生の社会科は、年間を通して「テキサスの歴史」のみ。
他の地理や世界史などはまったくないカリキュラム。

そのうえ、授業でなぜか時々でるのが、モデル作り。

ちょっと前に息子が「社会科でおもちゃのログ がいる」と、幼稚園の頃に遊んでいたおもちゃを持っていったのが・・・

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こんなモデルに作られて戻ってきた。
見ただけじゃ、これがどう「テキサス史」に関係するのか、私にはよくわからないのだけど、これが中学の社会科の授業内で作られたもの。
(ちなみにこんなもので、このプロジェクトの採点は100点を貰っていた)

これに続いて先日は「レゴ・ブロックの人 を持ていく(庭でひろった小枝や草も)」と言ったのが、「アラモ砦の戦い 」の場を再現するジオラマ作り用なのだと。
こちらは、まだ「テキサスの歴史」とのつながりが理解できるのだけど、しかし、授業中に戦場の再現ジオラマ作りして、どれだけ勉強に役立つのか、私には疑問。

まあ、もちろん評価の採点はこういうのだけでなく、定期的なノート・チェックやテストはちゃんとあるけどね。

さて、今日は理科のプロジェクトが宿題だった。

現在学んでいる、DNAや染色体などの項目に関して、プロジェクトを3個行うと言うもので、渡されたシートから、生徒は「縦に並ぶ3つ」か「横に並ぶ3つ」か「斜めの並ぶ3つ」かを選択して実施する。

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息子は横並びの3つを選択。
つまり、生徒たちはみんな同じものを作成するわけではない事になる。
更に、真ん中には「自由チョイス」というのがあり、指定以外のものを作成しても良い事になる。(事前にアイデアを告げて先生の承認を得ないといけないが)
「寸劇作成」「ポスター作成」「本作成」「詩作成」などなど・・・、バラエティに富んだ選択が可能。

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プロジェクト作品は「必須項目が網羅されているか」「使われた理科の内容は間違っていないか」などの採点基準がわたされており、「クリエイティブさ」も採点基準になる。

3つの課題は2日ごとに提出期限となるのだが、その第1段。
息子が選んだのは「課題に沿ったゲームを作る」というもの。

アイデア自体は「さいころを使ったボードゲーム」と固めてはいたよう。
ゲームで使うカードに、染色体などについての質問を書き、正解なら進む・・というような形で理科の項目を取り入れる。

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ここで息子、つまづく。
理科の問題は、「最低20個取り入れる」が必須項目。
20個も問題が思いつかない~と、時間だけが流れて一向に進まない。

授業のノートを見れば簡単、と思ったら、この項目のノートは先生に提出して採点中なので手元にないという。
学校でどこまで学んでいるのかわからないので、助けようにも取っ掛かりがない。
時は流れ、夜0時を過ぎる・・・

結局、息子の先生のHPからはカリキュラムの内容を知れるファイルはなかったのだが、同じく7年生担当の別の理科の先生のHPでカリキュラムのファイルを見つける。
重要項目が並べられているので、これをそのまま問題形式に変えれば良いじゃない?と提案。

夜中1時頃までかかって完成~。やれやれ・・・

しかし、この宿題。
たしかに問題を作ることで理科の勉強になる。
だけども、それに付随するプロジェクトのアイデアつくりや、クリエイティブな作品にしあげるなどというのは、理科の本題とは関係なく思える。

「自由なクリエイティブさ」が問われる米国。
詰め込み授業とは違った創造性が育てられるのは良いのだろうけど、やっぱりどうも私には不思議な宿題だわ。

本日のTシャツは、DNA のモデル図に見えない?(見えないか・・・)なとぐろ を巻いた龍のJAPANシャツ。
問題つくりは理科の学習だから手伝わなかったけど、作品の見た目をそれっぽくするのに、質問カードの裏にDNAのイラストを貼り付けるのを手伝った。
20枚DNA写真を貼り付けただけでも、「とぐろ」な螺旋構造はもう結構、な気分。