
土曜の深夜、ネット接続が切れた。
自分で出来ることはないので、「起きたら回復してた」を願いつつ、あきらめて就寝。
起きたら英国出張中の夫から「間違ってネット接続のシステムを混乱させた」とテキスト・メッセージが入っていた。
その頃夫は移動中で飛行機の中。
我が家のシステムは、夫が仕事用にかなり複雑に構築にしているので、PCお助け業者を呼んでも無理。
連絡が取れるのを待つしかない。
夫、乗り換え空港に到着。
そこから電話で指示を受けて回復作業を行う。
が、私にはさっぱりわからない内容なので、
「・・・そこで***とタイプしてエンターキーを押して」
「押したけどエラーが出てる」
「***の前にスペース入れた?」
「スペース入れろなんて言ってなかったじゃない!」
などと、イライラもしてくる。
息子にバトンタッチ。
やっぱり。
息子のほうが、「オッケー!今画面には**が出ていて、でもマシンの作動音がおかしい。」などと、指示伝達にスムーズに応えられている。
それでも回復は出来ず。
夫は目的地へのフライトの時間。こちらは息子のラクロス練習に出かける時間。
いったんあきらめて、夫が目的地到着後再挑戦。
再挑戦でまた遠隔指示試行錯誤の末、ようやくネット回復。

作業を成功させたあと、息子は夫に宿題の手助けを頼む。
国語の宿題で、さまざまな「瞬間」をテーマに作文をするらしく、今日の宿題は「自分が誇らしく感じた瞬間」「葛藤・苦闘した瞬間」「絶対忘れたくない3大瞬間」などなどと言った、自分が経験した「瞬間」リストを作らねばならない。
それ、夫に相談する前に、既に私が頼まれてアイデアを並べてみていた。
しかし、私が列挙してみたアイデアはどれも「え~、別に誇りに思わなかったし~」などと反論され進まず。
ところが、夫が出すアイデアには、嬉しそうな声で「あ~!それか~!」とどんどん選択していく息子。
一緒に人生を過ごしていても、感じ方が違うのは不思議でもない。
で、どうやら息子と夫の方が同じ感じ方をしているのかも。
私のアイデアがどんどん却下されたのは、内心「作文のテーマぐらいどれでもいいじゃん」とやや閉口ぎみだったのだけど、夫と嬉しそうに「瞬間ネタ」を共有している息子を見ながら微笑ましく感じた。
息子が採用したアイデアのひとつは、夫と一緒に自転車ツアーに出かけた時のものだった。
父子でペダルを漕ぎながら、同じ気持ちを感じあえていたんだな~と、そういう「瞬間」が人生の宝物になっていくようで、嬉しく思えた。
まあ、とにかく、ネットは回復したので一安心。
本日のTシャツは、コンピュータ関連企業「TIBCO社」のTシャツ。
背中のプリントの「ON THE MOVE」は「成長し続ける」という意味。
MOVEの意味は違うけど、今日の我が家のネット回復作業は、移動中の夫との遠隔指示によるもので、MOVEする夫と連絡を取れる時間が限られているのも大変だったのよ。