
息子が通う中学校に見る「部活」について。
私が(かなり昔)通った関西の中学校は、クラブ活動の部数がかなりあったように思う。
実際、入りたい部がいくつかあって悩んだ。
ここオースティンの今の息子の学校のいわゆる「クラブ活動」事情は、かなり異なる。
まず、「クラブ活動」という名目では、「部」が存在しない。
体育系の「部」は、「アスレティック部門」として存在する。
男子の「部」は、バスケ、フットボール、陸上(トラック&フィールド)と、サッカー、テニス、クロスカントリー(RUN)、ゴルフ。
このうち、前者の3つは授業時間外練習のほかに、時間割の1時間分をとられて体育の単位がこの活動でとれる。
後者の4つは授業時間には食い込まない課外活動。
そして、どの「部」も、年間を通してずっと活動するわけでもない。
例えば、フットボールは9~12月がシーズンで活動して終了。その後、フットボール選手たちは1~5月にシーズンを迎えるサッカーや野球や陸上など別のスポーツが、希望すればできる。
テニスなどにいたっては、選手は普段個人でそれぞれコーチについたりして練習していて、シーズン前に選抜テストが呼びかけられ、テストに参加し選ばれたものが学校代表チームとして試合に出る。
つまり、ほとんどみんなで練習することはなく、各自練習してきた者が集まって即席に学校チームを組むようなもの。
ちなみに女子の体育系部は、上記男子のリストからフットボールがなくなり、バレーボールとチアリーダーが加わる。
そしてもっと違いが顕著なのは、文科系部。
文科系の部活というのは存在しない。(高校になれば存在する。)
で、どうやら選択科目で選択する=授業として取るほかに部活に入るようなもの、になるような気配。
というのも、今年吹奏楽を選択した息子が授業で渡された1年間のスケジュールには、学校代表として地区や市外のコンテストに参加することになっており、授業時間外の課外練習に参加や週末に行われるコンテスト参加が必須になっているのだ。
授業枠を埋めるために取ったようなものが、実は課外練習まで拘束されるとは思わなかった。
さて、本日のTシャツは、地元サッカークラブのTシャツ。

ここの現行シャツは全く違うデザインになっており、これは4代前くらいのデザインの古いもの。

(↑4年前、05年の写真)
サッカーは学校のチームとしてもあるし、我が家の周りでは小学校からの地元クラブがあり、結構盛ん。
だけど、日本だと必ずありそうな野球は、この中学にはない。
高校には野球部があり、野球で大学にスカウトされる者もいる。
野球選手は、中学までは地元クラブリーグに入って練習や試合をすることになる。
サッカーや野球の参加人口も多いとはいえ、やっぱりアメリカのスポーツの花形は、フットボールとバスケットボールになるんだなあ~、きっと。
説明がわかりにくい?
いや、とにかく私が知っている日本の「部活」とはいろいろ違うのよ。という話。