98 全日本市民駅伝(東京) T | 今日もTシャツ@TEXAS

今日もTシャツ@TEXAS

コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

今日もTシャツ@TEXAS-o31

アメリカと日本の「客に対するサービス精神」の違いには、もう慣れた。
アメリカで「お客様は神様です」的な接客は、期待しないで望んだ方が良いということだ。

もちろん、すべての対応がなってないわけではなく、日本よりフレンドリーで融通が利くなど、アメリカの方が良いと思えるところもあるし、対応に問題がない事も多い。
ただ「お客様は神様」的な対応をするような感覚を期待しないで望むべし、という話。

そういう違いに慣れていて「こんなもんやね」と思う私も、つい「日本じゃこれは無いよな」と、ガッカリというか怒りというかな出来事。

ラクロス練習の帰り道、ラクロス専門店に寄ることにした。
2週間前に、店頭に無いものを注文して「入荷したら電話します」と言われていたのが、まだ電話がない。
注文をした日、店で対応したのは顔見知りの高校ラクロス選手J君(バイト)だった。
もしかしたら彼が手書きした電話番号が間違っていたかもしれないし、と、とりあえず訪店してみることにしたのだ。

店にいたのは、別のアルバイトと思しき若い男性(多分ラクロス選手)。
「まだ入荷していませんか?」と尋ねると、「えっと・・」と受注帳を広げる。
一緒に覗き込んで、「これです」と、J君の書いた欄を示す。
すると、「あ~、これ・・まだ発注されていないなあ~」と独り言のようなお答えが。
さすがの私も、あきれた。
2週間、客の注文をほったらかしの上、それを客に告げる態度に「申し訳ない」という気持ちは微塵もない。

これは「僕が注文し忘れたわけではないし僕が謝る必要は全く無い」という事なのだ。
アメリカで、このような「誰がやったことであれ店の責任として謝る」のではなく「今対応している僕のせいでは無いから謝る必要はない」は、珍しくはない。

私もいまさら「こいつ」に文句を言っても暖簾に腕押し だろうし、注文がされていなかった事実は変えようがないので怒る気もしない。
「今から本店(カリフォルニア)に問い合わせできますけど?」と言われたが、注文した品は遠征で使いたかったので、今からじゃ間に合わない。そう伝えると、「あ~、カリフォルニアに行くんだったら、本店を訪れば多分あるんじゃないかな~」と。

実は2週間前、その本店にネット注文する手もあった。価格的に送料も無料サービスになるし、そのほうが店を通して注文するより早く届く気がした。
それでもあえて、店から注文したのは、同じ店とはいえ、オースティン店での売り上げに少しでも貢献したほうが、地元ラクロスの盛り上げに良いかと思ったからだったのだ。
ところが、この店の店員は「ここで売れなくても別にいいもんね」な対応。

そうですか・・
「あと、遠征チームの新しいロゴのステッカーを貰いに来たのですが」と、もうひとつの用件を伝える。
昨年から遠征チームに入った息子だけ、今年入ったみんなと違う「旧ロゴ」がついたヘルメットなのだ。

今日もTシャツ@TEXAS-hlmt
(ヘルメットの白い星のが旧ロゴ。手前のが、貰いに行った新ロゴ。)

「えっと~、それはコーチから貰うんだと思うけどなあ~」
と、また独り言的なお答え。
そのコーチに言ったら、この店のマネージャー(兼ヘッド・コーチ)に聞けといわれ、その答えが「いつでもいいから店に取りに来て」だったのよっ!
と、(イライラを隠しつつ冷静に)説明すると、奥のオフィスに取りに行き「えっと~1枚?2枚?」
おいおいっ、普通ヘルメットのチームロゴは左右でしょ。片側だけのチームって見たことないけど、私。
ステッカーを台紙から2枚切り取った彼、それを持って私を通り越してレジ前のテーブルの上に置く。
不思議。なぜ「はい」と手渡せないのだろう。
(ステッカーは無料なので、レジで支払いすることもない)

この専門店、オーステインのラクロスの「へそ」みたいなもので、ラクロス用品を買うならここで!と決めていたけれど、「もうどこで買ってもいいや」という気にさせられた。

それでも、私は日本人気質なのか、とりあえずステッカーを渡してもらったことに対してだけでも、「ありがとう」と言って店を後にせずにはいられない。

そして、つい考えずにはいられない。
これが日本の小売店なら・・・
「大変申し訳ないのですが、こちらの手違いで発注手続きが滞っておりました。」
「早急に本店から取り寄せますので、もう数日お待ちいただけないでしょうか。」
となるのではないかと想像する。

やれやれ、脱力物だけど、もう慣れたわ、このようなアメリカの小売店。
(そう言いながら、こうやって書いているのは、この店を出る時に起こった別の出来事が尾をひいてしまったため。長くなるので、そちらの話はいずれまた機会があれば書くことにする。)

本日のTシャツは、98年の「全日本市民駅伝サーキット」の、昭和記念公園で開催された東京大会の参加Tシャツ。
ほら、こんなTシャツでも、腕に「ありがとう」ってプリントされてるじゃん。
なんてね。腕のプリントはスポンサー名の「サンクス 」でございます。