
息子の社会科の宿題。
「中世 についてまとめたものでパワー・ポイントのスライド・ショーを作成」。
昨日が提出期限で、息子は前夜午前1時までかかって作り上げた。
スライドショーには、必要項目が決まっていて、BGMや写真やビデオを説明文に挿入しなければならない。
午前1時に完成した息子は、ファイルを保存し就寝。
ところが、朝開けてみるとBGMやビデオが全て反映されていない。
どうやらPC上の問題らしい。
遅刻ギリギリまで修復を試みたが、ダメ。
パニックになりながらも、帰宅後先生宛に午前0時までにメールで送れば受け付けてもらえるという綱渡りしかない、と登校。
息子が学校に行っている間に、夫がファイルを完全保存を試みたが、やはりウチのPCではできない。
ということは、放課後になっても先生に送るファイルを作るのが不可能。
せっかく1時までがんばったのに・・・こういうのでつまづくと「どうせやっても・・」と学習意欲をなくしかねない息子・・・
ということで、授業が終わるタイミングで夫が学校に駆けつける。
社会の先生をつかまえられれば、学校のPCで完成が可能で、それしか方法がないからだ。
夫が学校に着くと、息子が「あ、あれ、完成したよ。」
でも、社会の授業時間内では作業はできないはずじゃ?
「今日パソコンの授業があって、先生がPCを使うものなら自由練習はなんでもいいというから、社会のファイルを完成するのに時間を使えたから。」
なんでも、他にも同じようにPCの問題で社会が完成できなかった子が少なくなかったので、PCの先生は自分の授業時間は全て「社会のファイルをやってもOK」にしてくれたのだそう。
という訳で、課題は無事期限内提出。
PCの問題で不完全で点数引かれては無常だよなあ~と思うけど、社会人になって「プレゼン資料が保存できなかった」じゃ、資料を作らなかったのと同じことになるから、こういう「不測の事態」を学ぶのも有意義なのかも。
息子と一緒にバタバタしたので、放課後に「ファイル完成で無事提出」が確認できた時にはバンザイもの。
そしてAM1時までスライドショーを作った翌日である昨日は、放課後サックスと空手があったりしたので、宿題が終えられたのは11時。

バタンとベッドに倒れこみすぐ寝てしまった息子を見ていて、昔~の事を思い出した。
私が小学2年生のある夜。
就寝したあと、夜中に目が覚めてふと思い出した。「明日提出の工作をやってない!」
青ざめて、泣きながら両親に話に行くと、父が「仕方ないなあ、泣くな、今からでも間に合うぞ」
間に合うったって、自由工作で何を作るかさえ考えてない。。。
なすすべもなくベソをかく私の横で、父は「こんなのはどうだ?」と黙々と工作を作り始めた。
結局、夜中にせっせと工作を作ってくれている父の姿をずっと眺め、翌日「父作」の工作を宿題として提出した私。
先生に「よくできてるね」といわれ、なさけなかった。
記憶に残るあの夜の父の姿。
父があの夜、私のために作ってくれた工作は、四角い箱のハンドルをグルグル回すと、お日様がキラキラして見える(晴れしか出ない)「お天気予報装置」だった。
本日のTシャツは、社会科もので、「テキサス歴史博物館 」での特別展示 「テキサス・フラッグ」の記念Tシャツ。