95 NYCマラソン完走 T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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アメリカのマラソン完走Tシャツなのに、見ると必ずレトロな「和風」に思えてしまうシャツがある。
それが本日のTシャツ、95年の「ニューヨーク・シティ・マラソン 」完走Tシャツ。

なぜ、このデザインが私には「レトロな和風」に見えるのか。
理由は、歌舞伎 の幕を連想してしまうからだ。

歌舞伎の世界は、「幕」ひとつをとっても奥が深い ようで、「定式幕」と呼ばれる幕は、3色の縦じまが使われるが、一般的には、黒・柿色・萌黄色(黒・茶色・緑色)らしい。
で、私がこのシャツで連想してしまうのは、江戸時代の中村座で使われていたという定式幕の配色。

nakamuraza
これ。

Tシャツの「MARATHON」の文字部分の色から、どうもこれを連想してしまい、和風に感じてしまうのだ。

しかし、私のこの連想は、ダイレクトに歌舞伎の幕を想像するのではない。
そこにいたるのに、もうひとつ連想のステップがある。

それは、子供の頃よく家で見かけた、多分おかき が入っていたのだと思う「缶」。
子供の頃よく見かけたその缶は、このような歌舞伎の幕のような配色の縦縞模様の、確か筒状。
缶の縦縞は、この中村屋の配色でなく、もしかしたら森田座や市村座がお使いだという、黒・柿・緑に近かったかもしれない(アズキ色は入っていた気がするけど・・)。

kabmaku

子供の頃、その缶の配色が実はどうも好きでなかった。
同系でない色の連続がきつく思えたからだろうか。
好きでないがよく見かけたので、印象に深く焼きついている。

そんなこともあって、このマラソンTシャツを始めて目にした瞬間からずっと、このシャツを見ると、歌舞伎や昔のおかき缶の連想が必ず一緒にセットになってしまい、自分の中では、このシャツは「おかきシャツ」と名づけてしまっている。

さて、ここで気になるのが、「はたしてあの缶は本当におかきだったのだろうか?」という疑問。
私が小学生低学年の頃に見ていたような気がする、かなり古い記憶なので、おかきではなく海苔だったかも?といまいち確信がもてない。
それに、もしかしたら筒状でもなかったのかも?

どなたか、こんな縦縞の缶をご存知ではないだろうか?