
息子の中学で「ゲーム・ナイト」というイベントがあった。
これは、8年生ブラスバンドが、他州のコンテストに出場することになったので、その遠征費用集めに開催されたもの。子供達は、10ドルのチケットを買い校内でゲーム・パーティーを楽しむ。
いわば「パー券販売で資金集め」?
学園祭の小規模でゲーム版みたいなもの?などと想像しつつ息子を学校のパーキングまで落としに行く。
と・・・何だ、アレ?

パーキングにスーパーマリオの絵などがついたトレーラーが停まっている。

小さい子供用に、空気で膨らむバウンサーなどをパーティーにレンタルするビジネスがあるのは知っていたが、どどうやら、もう少し高い年齢層のパーティー向けに、ゲーム機のパーティー出張レンタル なんていうのもあるらしい。

トレーラーの裏側(というかこっちが表なんだろうけど)には、大画面のビデオゲームが2機。
丸い物体のは、「人間ジャイロスコープ 」という、円形のものに乗って3Dで360度ぐるぐる回るもの。
サッカーフィールドには、空気で膨らんだ物体が並ぶ。

これは「レーザー・タグ 」というレーザー銃で打ち合うゲームのアウトドア版だった。
このほかにも、バスケットボールやスケートボードなども。

校舎内にも、あちこちのゲーム機やカラオケが設置されている。ゲームはロックバンド やギター・ヒーロー 。
カフェテリアでは、ピザとジュースが販売される。
ゲーム自体は、多分子供たちにとっては目新しくもないのだと思う。こういうゲーム、自分で持っていたり友達の家でやったりしている子は多いはず。
ゲーム自体より、大勢でパーティー!というのがミソなんだろうなあ。
開催は7~9時の2時間。
迎えに行った9時には、夜の学校でパーティーの雰囲気も盛り上がっていた。
こういうパーティー、暗い方が良い感じ。

息子が何処にいるのか探し回ったら、野外のギター・ヒーローで、順番を並んでいるのを見つけた。
息子が「次!」というところで「9時です!お開き!」とタイムアップ。
「あ~、惜しいとこでっ!」
あるんだよねえ~、そういうの。
フォークダンスで好きなこと手がつなげるチャンスの直前に音楽が終わってしまうのが良くあるように思うのと同じ。
まあ、最後のギターヒーローは逃したが、2時間充分楽しんできたようだ。
それにしても、ビデオゲームは、ロックバンドやギター・ヒーローばかりだったなあ~。
とうことで、本日のTシャツは、ギターのイラストが入り「ローディー」(バンドのツアーに同行するスタッフの呼称)と書かれた、08年「オースティン・マラソン」のボランティア用シャツ。
オースティンは「ライブ音楽の都」をスローガンにしているせいか、マラソン大会もなぜかギターのイラストだったのだが、そのマラソン大会を手伝うボランティアも「ボランティア」ではなく「ローディー」と呼びたかったという事なのだろうか。「ローディー」の下には小さく「RACE CREW」とも書かれている。
アメリカで、スポーツチームなどが遠征をするのに、費用をこういったイベントで集めたり、カーウォッシュ・イベントで洗車して集めたり・・というのをちょくちょく見かける。
費用は自分達で捻出するというのは結構なことだと思う。
まあその裏では、子供たち自身より、子供達の親がセッティングなどで忙しい思いをしているのだろうけどね。