
空手のトーナメント。
夏休みの間、空手のクラスは普段と違ってダウンタウンまで出かけていた。
学校が休みだし、それは許せるのだけど、なぜか今回の道場のトーナメントが、オースティンから車で1時間くらい離れたHUTTOという街での開催。
なんでやねんっ!
道場主の言い分は「いつも北の生徒に街中まで来てもらっているので今回のトーナメントは北のほうに住む生徒の近くで開催」なのだが、ほんまかいなっ!

のどかな風景の中の、かばのヒッポがマスコットな学校の体育館にてトーナメント。
今回のトーナメントは、道場の各教室の生徒向けの内部トーナメント。
帯の昇進テストを受けるには、このトーナメント参加が必須なのだ。
夫はまあ、いつもどおり。
息子は、普通のクラス以外に「デモ・チーム」で練習していて普通クラスの生徒と試合をやると公平ではないので、チームの仲間だけでトーナメントを行う。
これも結局毎回同じ顔ぶれで試合になるので、まあ、いつもどおり。
息子、カタ部門とスパーリング部門でそれぞれ2位。

内部トーナメントなので夫は設営から片づけまで、いつもどおりお手伝い。(こういう作業が、黒帯昇進テストを受ける必須項目になっている。)
息子もいつもできることを手伝う。例えば、トロフィーがバラバラで届くので組み立てたりとか・・

(デモチーム以外の普通クラスの子供達には、勝っても負けてもトロフィーを渡すので、たくさんのトロフィー組立て作業を内職状態。)
そんな息子、試合後休憩していたら「ほら!手伝って!」とかりだされ、初めてまかされた「スコアキーパー」。
審判が、キックなら2点、パンチなら1点の有効を出したら、点数を表示していくだけ。単純といえば単純な作業なのだけど、複数の審判が異なった判断をした場合、主審の判断によって加点するかどうか決まったりするので、ぼやっとしていると間違う可能性がある。
一生懸命「仕事してます」という目つきでキーパーする息子。
「面白かった」と、初めての体験に満足したよう。

この年少白帯たちの試合がほほえましかった。息子もこんなちっちゃかったりしたのよね。
空手を始めて最初のトーナメント、負けてその場で大泣きしたのだ、息子。
で、この写真の左の審判をしている方が、子供相手にじっくりと穏やかに話を聞いて泣き止むような納得をさせてくださったのだ。
あれから4年。年少の白帯の試合でスコアキーパーしながら、少しは昔の自分を思い出したりしてたのかなあ~?
本日のTシャツは、東京1976空手Tシャツ。
このデザイン、なぜかすごく惹かれる。シルエットと日の丸の入り方のバランスがいいのだろうか?
試合会場が遠かったのであいのりで行った空手仲間が、「テキサス大学で落として」というので大学前で別れたあと、夕食を食べて行こうかと大学周辺でめぼしい食事処を探していたら・・・

歩道にこんなマスクをした人たちが・・・
なんだろうと思ったら・・・

この建物 の前でした。
え~なんだろう?あ、それですか!と思ったら、モスグリーンのシャツの人が「あっ!写真撮影に良い場所に移動してあげますよ」と建物名とプラカードが同時に撮れる位置に移動してくださった。
他にも通りかかって写真を撮ている人たちが何人も。写真を撮ってもらって広まるのは抗議行動にはプラスなのだろう。写真撮られていいようにマスクで顔隠しているのだろうけど・・・
近くでは絞り染めTシャツの屋台が出てたりする大学風景の中でも、こんなマスクの人、目に入ってきた時には驚いてしまった。