
昨日、子供達の「将来なりたいもの」が卒業記念DVDに収録されていたと書いたが、それで思った事。
小学校5年生の語る「なりたいもの」なので、まだ実際にその道に進むと確固たる決定をしたわけでもない。事実、このビデオ収録に前後して、学校のイヤーブックにも5年生だけ「将来なりたいもの」が記載される部分があり、このイヤーブックとビデオだけでも、全く違う希望にしている子が少なくない。
その時の「気分」や、その直前に見たりした事が影響を与えていてかと思われる。
男の子はプロの「フットボール」「バスケットボール」「野球」「サッカー」などスポーツ選手がやはり多い。
意外に思ったのは「獣医」と答える子が目についた事。
そしてなるほどと思うのが、日本でありがちな「お花屋さん」「お菓子屋・パン屋さん」 などといったものが出てこないこと。
小学校の通学途中に花屋やケーキ屋の前を通っていた私と違い、今のオースティンの家の近所では、日常的にそういうものを目にしない。子供が目にしそうな花屋やケーキ屋はスーパーの店内にあるコーナーぐらい。
専門店はわざわざそれを目指して出かけないといけないので、子連れでは行かない場合が多そう。
「お花屋さんになりたい」というイメージがわかないのはうなずける。
スポーツ選手は、やはりフットボールやバスケが人気な中、意外に野球もまだ人気なのだなあというのが意外な気がした。
という訳で、本日のTシャツは、オースティン「野球」Tシャツ。
野球ではないが、中学・高校でソフトボールをした私は、息子とキャッチボールをするのは一つの夢だった。
だが息子は興味がなく、キャッチボールをまともにした事がなかった。
最近、そのキャッチボールの夢が叶った。
ラクロスのネット貼りにはまった息子、ネットを調整するたびに使い心地を試すのにラクロス・キャッチボールに誘われる。その際、私は野球グローブでキャッチボールに付き合う。
声をかけ話をし、目を見つめ微笑を交わしながら、球を投げあう。「フィールド・オブ・ドリーム 」の世界?
たかがキャッチボール、されどキャッチボール。
小学生の「将来の夢」に話を戻すと、私自身が小学校卒業文集に記載した将来の夢は「本屋」だった。
単純に、本屋さんになれば店で売る本や雑誌をタダで読みまくれる(読んだあと売ればいいと。。。)と思ったから。
本屋さんという「夢」は、高校時代に本屋の店員アルバイトで名目上はややかなったとも言える。ただし仕事中に本は、タダでも有料でも読めたわけじゃないけれどもね。
息子の「夢」は、ビデオでは「コメディアン・ミュージシャン」と答えていた。文集では「コメディのミュージシャンか弁護士」と提出したのが文字数の関係で「ミュージシャンか弁護士」と記載されていた。
これらを答えた頃、アル・ヤンコビック にこってたからねえ~息子。
現在は、弁護士になりたいそうで、既に大学のあとロースクールに進む計画を立てているらしい。
理由は単に「お金持ちになれるらしいから」のよう。
「アメリカで一番良いロースクールはどこ?」と尋ねられた。
「ハーバード・ロースクールかなあ。ボストンの」
「え~カリフォルニアがいいんだけどなあ~」
いや、そんなガッカリしたり心配する必要、ないと思うよ・・・
まあ、いいよね。人生の厳しさはこれから体験していくのであろうから、「単純に」夢を見られるのも子供の特権だろう。
まだまだ、これから「これが僕の道!」と言うものにこれから出会うのだろうから、ね。