
子供の小学校で「MATH MADNESS」というイベントが開催された。
これは学校の「算数クラブ」の総括的イベント。
算数クラブは、5年生を対象としたもので、算数の学習をするお勉強の場ではなく、担当の先生の趣旨は「算数は堅く考えずにつきあえば楽しいもの」を実践する場。
この担当の先生、学年度が始まる前に「算数は苦手なんだ~」と言う生徒にこう語っている場面を偶然見かけた。
「私と算数すれば、1年後にあなたが算数って楽しい~!と言っているのを保障するわ。」
クラブは週に一度放課後集まって、算数のクイズを子供たちが作ってお互いに挑戦しあったり、各学年に見合ったレベルの算数クイズをみんなで作り、全校生徒を対象に答えを箱に投函してもらい、朝礼で正解者から抽選で賞を配ったりなどという事を企画したり。
算数クラブというより「算数委員会」と呼んだほうが合っているような内容かな。
その「算数クラブ」の1年の総括的イベントとして、先生が今年初めて開催を決めたのが「MATH MADNESS」イベント。

クラブメンバーの子供たち約20人が、それぞれイベントで行う「ゲーム」を考える。
ボードゲームを使ったものや、M&Mチョコレート の粒を並べてグラフを作るゲーム・・・などなど各自が考えたゲームブースを子供たちが自分で担当する。
準備も全て子供達の役目で、ブースのポスターを作ったり、ゲームに必要な小道具を作ったり、当日のゲームの流れをシュミレーションしたり・・・。
各自が責任を持ってブースを担当する以外にも、クラブ全体でイベント会議での話し合いも行われる。
「告知アナウンスの文章は誰が作って誰が放送するか?いつ何回放送するか?」
「ゲームで出す賞品はどのくらいの数を見込むべきか?」
「予算を考えて、削れる必需品はどれか?」
などなど・・・、楽しそうに議論されていく。
第1回の開催なので予想が難しい分、話し合いも白熱する。
算数は好きで、迷うことなく算数クラブに参加した息子。このイベントでの彼の担当ゲームは「フラフープ・コンテスト」。
各回4人までの子供たちで、一番長くフラフープ を続けた人が勝ち!というシンプルなもの。
シンプルなのだけど、ずっと続く子がいたら各回何分で終了にするか、その終了時に複数の子がまだ続いていたらどうやって勝者を決めるか・・などなど考えておかないといけない。
各回の勝者には、「賞品引き換え券」を出すからだ。
この引き換え券を各ゲームブースで手に入れ、その枚数に応じて「1枚ならこの中から」「2枚ならこの中から」・・と、好きな賞品と引き換えられるシステムなので、参加者には「ゲームして楽しい」だけではない勝負だったりするのだ。
当日、イベントは6~8時の2時間。
クラブ員は開催前に集合し、まずは腹ごしらえをしてからセッティング。

当日は子供達がイベントを仕切るのが目的。
父母もヘルプ・ボランティアに借り出されたがあくまでヘルパー。
「フラフープやる人~!」と私が呼び込みしていたところに担当の先生が通りかかり「このブースの責任者はあなたなのだから、お母さんでなくあなたが呼び込みしないとダメ!」と息子が注意されてしまった。。
ので、それからは私はゲーム参加者のタイムをストップウォッチで取るだけで口出ししないことにした。

結局、開催時間の2時間、休む暇もなくゲームに来る子が続き、息子フル回転。
(会場はカフェテリア、体育館、校庭の一部と広がっていたけど、休む暇もないので撮れた写真は息子がゲーム説明中にささっと撮ったこれだけ。写真撮れなかっただけでなく、他ブースを見る暇もなかったので全様がわからない。。)

(会場図も子供達の手書き。「オリガミ」なんていうコーナーもあったのね~。オリガミで何してたんだろ?)
2時間とぎれなく働いたあと、息子、「いや~大変だった~」と疲れながらも、終了時にはイベント実行員としてやりとげた達成感が味わえたようだ。
終了後、運営した算数クラブメンバーにも「ひとり3つまで賞品を選んでいいよ」というお達しが。
賞品、といってもキャンディやポップコーン、駄おもちゃなどのちょっとしたもの。
その中に、過去数年のスクールTシャツが並ぶ。

息子に「Tシャツ貰ったら?」と言ってみたが「う~ん、いらない。だってどれももう持っているじゃない。」
それはそうだし、もうすぐ卒業しちゃうから小学校の名入りシャツなんてもう着たくないよね~、とはわかっているけど、Tシャツマニアな私は「そんなキャンディーや駄おもちゃより使えるじゃんっ!」とTシャツのバスケットをいとおしく眺めてしまう訳よ。
そして、息子が選んだ賞品は、キャンディーとスーパーボールと・・・
コレ!

コレ、何?
「コレ?こうやってぎゅっと握ると、ボールの色が不気味に変わるんだよ!」
・・・あっ、そうですか。・・・それだけ?
算数イベントを計画実行した記念品。不気味な球体。。。
本日のTシャツは、算数イベント記念で数字の入った、unbro ブランドの「背番号10番」のシャツ。
KIDS FOOTLOCKER のセールで購入したが、普通、キッズサイズの大きいので合うのだけど、このシャツは袖のカットが、T時でなく下向きに付けられているので、着心地が合わなかった。