
息子が突然「僕、将来は日本国籍を選ぶ」と言い出した。
(日本人と米国人の子供である息子は、現在は日米両方の国籍を持っている。日本は2重国籍を認めていないので、22歳になった時点で、どちらかの国籍を保持するか選択しなくてはいけない。)
えっ?なんで?
「米国人ならキューバ には行けないけど、日本人なら行ける んだよ。僕、キューバには興味があって行ってみたいと思っていたんだ。で、ジャーナリストになりたい。ジャーナリストはよく危ないところに行くけど、でも行く意味があるじゃない?」
う~ん、ちょっとびっくり。
アメリカ人にはキューバ訪問の規制があるのはなんとなく知っていたが、日本人は自由に行けるなんてこと、考えてみた事もなかった私。
それにジャーナリストに興味があるなんて今まで一度もそんなそぶりは見せなかった息子なのに、突然・・・
まあ、何かのきっかけで興味を持つと「それもいいかも」となりたいものがコロコロ変わるお年頃ではあるので、どこまでの思いなのかは疑問だけどね。
という今日は、どうも「世界報道の自由の日」とかいう日でもあるらしい。
「報道の自由」というが、最近報道のありかたにうんざりしている。
それは今回の大統領予備選。
民主党の候補、オバマ 氏とクリントン 氏、各報道がどちら派なのかを表明している。オバマ氏支持派が多数だ。
例えばCNN やオースティンの地元新聞「ステイツマン 」もオバマ支持。
そうしてみていると、オバマ氏が何か行動すると大きく絶賛の記事が載り、同じような行動でもクリントンだと記事にもならなかったりする。
クリントンの記事は、攻撃できる内容ができた時や、暗に読者にネガティブな印象を植え付けるために書かれたかのような記事が目につく。
例えばステイツマンのウェブサイトで、テキサス予備選の朝「オバマの勝利をともに祝おう!」という速報コーナーが設けられた。が、情勢がクリントン勝利に向かうと、そのコーナーは静かに消去されていた。
日本でも「**新聞はどちら寄り」というのはあるが、オバマ氏とクリントン氏はどちらも同じ政党 候補。
それが偏った取り上げ方をされているように感じることにうんざり。
ニュース報道は第三者的公正な立場にいるべきではないのか?
CNNは好きなのだが、予備選に関しての報道はどうも見る気がしなくなってきた。
・・・とここでグチってもしかたないか。
本日のTシャツは、「ニュースを報道し騒ぎ立てろ、それが新聞のなすべきこと」とシカゴ・トリビューン の銘が書かれた、高校新聞部の編集者Tシャツ。