NZ アイアンマン T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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何の前情報もなく見た映画(DVD)がとても良かった。
その映画は05年の「THE WORLD FASTEST INDIAN 」(邦題「世界最速のインディアン 」)。

最初タイトルだけを聞いた時には「インディアンの酋長が走るとか?」と、インディアン映画かと思った。
だが映画が始まってすぐに「あっ!オートバイのインディアンのことか!」と気がついた。
インディアンという伝説のオートバイ があることは、「MONOマガジン 」で昔~(多分80年代)紹介されていて、その記事や直営店「MONOショップ」(銀座松屋内にあった)でインディアンロゴの衣料などが扱われていたので知っていたのだ。

映画は、ニュージーランドに住むバート(演じるのはアンソニー・ホプキンズ)が、愛するインディアンのオートバイで、63歳にして世界記録に挑むというストーリー (←このリンクは映画がダイジェスト的に編集されたもので、ネタバレになるので、映画を観てみようという方は見ないでね)。
実話を基にした映画らしいが、このバート が、近所では変人扱いされるかなり個性的な人。年金生活の家(小屋)には「スピードの神様へのお供え物」の棚があったり、インディアン・バイクをこよなく愛している。
彼の夢は、アメリカのソルトレークで行われるレースで世界記録を樹立すること。
そして夢の現実に向けて旅が始まる・・・

映画は旅の途上での人々との出会いふれあい、レース会場での出会い出来事・・・が、どことなくほのぼの、どことなくコミカルに描かれていく。
アンソニー・ホプキンズ が、いい味で演じるこの主人公がなんとも魅力的に描かれている。

wfi

無謀ともいえる、バートの夢への挑戦。
そりゃ無謀よ~!と見ていてもハラハラする行動が次々に出てくるのだけど、たとえば、レースで、他のマシンは減速用にパラシュート装着しているのが、彼のマシンはパラシュートがないだけでなくブレーキもなし、体を守るレーシングスーツもなし。それで「世界記録」を狙って走るというのだ。突っ走ったあとのことなど考えていないの~?

主人公のキャラクター以外にも私が楽しめたのは、60年代のレトロな雰囲気。
バイクのデザイン、人々の服、一般道を走る車・・・60年代が好きな人には、そういうのを眺めるのも映画を観ながら楽しめる部分。

独特のレトロな雰囲気の中で、個性的バートの夢への挑戦物語。
私にはかなり★★★★★に近い映画だった。

本日のTシャツは、このバートが、挑戦のためだけにニュージーランドからはるばる船でレースに来るという、ニュージーランドもので、「ニュージーランド・アイアンマン」のTシャツ。
これは90年代前半に、雑誌「ランナーズ」の懸賞で当たって手に入れたもの。