
昨日走ったオースティンマラソンでゴールして手にした完走Tシャツ。
FILA製のテックTシャツで、質も満足。
デザインもシンプルで上品。42km走って手にしたのだから「FINISHER」の文字がもっと目立って欲しい気もしないではないが。
完走したけど、やはりというか今回のマラソン、自己最悪記録を更新。。。
それでも、ゴールストレッチで人々に拍手と声援で迎えられると、ああ~やった~という感動。
この瞬間のために42km走ってきたようなもの。
さて、たまたま同日開催だった東京マラソンとオースティン・マラソン。いろいろ比較してしまう。
報道で見ると、東京はバナナ、人形焼、あんパンなどが沿道のエイドに並ぶ。
オースティンは、食べ物一切なし。エイドは1マイルごとに水とスポーツドリンクが出る。
そういうものだと思っていれば特に不満はない。ランナーは各自準備をすればいいのだ。
そのための装備、ランニング用ベルトを買い増しした。

ジェル型エネルギー食が最高8個まで携帯できるというベルト。
コレに付属できるポーチもあるので、免許なども携帯できるし、ゼッケンをシャツにつけなくても身に付けられるようになっている。
便利そうなので買ってみたが、結局以前から持っていた物を使うことにした。
この「GU」を4個用意し、25km、30km、35kmで一つづつ消費。

(黄色いバイザーの人と、赤いシャツの人がこのベルトにゼッケンをつけてます。こうなります。もともとは水着で走る人もいるトライアスロン用グッズですね。そしてこの写真の青いゲートがゴール。ゴール写真が映えるように(?)州議事堂を背にゴール。)
エイドに食べ物は用意されないが、ゴールして渡されるメダルの質とそして「完走Tシャツ」がある事は嬉しい。
そんな単純な話ではないのだろうけど、エイドのエネルギー補給があるのと完走Tシャツがあるのと予算をどちらに回すかというなら、私はもちろんTシャツのほうが嬉しい。
Tシャツはないが、東京では完走後「ヒートジャケット」なる不織布ポンチョが配られるらしい。

レース後の寒さをしのぐ保温のためのものらしいが、これが着替えに重宝だと言う。
ああ、わかる~。大会会場に更衣室ってない事多いのよねえ。でも着替えがしたくなるので、ポンチョ内でささっつ着替えちゃうのは便利。
アメリカでは「スペース・ブランケット」というアルミシートで体を包んでもらえるのが主流かと思う。

↑こんな感じ。2年前のオースティン・マラソンも寒かったので、このスペースブランケット配付があった。
それで充分。現地で着替えしなくても、駐車場まで歩いて車内で着替えたりもできるし、私のオースティンの場合だと着替えずそのまま車で帰ってシャワーに直行で問題ないし。
今年は河口湖マラソンでも配られたらしい「ヒートジャケット」、これも海外より日本で定着しそうな完走グッズかも。
東京に比べオースティンの沿道の応援の人数は比べ物にならないのだろうが、数の問題ではなく応援はありがたい。
オースティン・マラソンのゼッケンにはランナーの名前がプリントされている。それを見て名指しで応援してくれる人たちもいる。読みにくいであろう日本名の私でも名前を叫んで応援してくれる人がいて驚く。
とまあ、オースティン・マラソンに不満はないのだけど。
でもお祭り的盛り上がりで楽しそうな東京マラソン、羨ましく思うのも事実。
今回の大会でというより、10年ほど前私が日本で走っていた頃、「日本の大会独特だなあ」と思った事は、スタート前に足などに「サロメチール」を塗りこむランナーが少なからずいて(そういう私もやっていた)、スタート地点にサロメチールの香りが漂っていたこと。
アメリカにも同じような製品はあるが、走る前に使う人がいるのか定かではないが、少なくとも香りはしない。
スタート時だけでなく、スプレー式のサロメチールがエイド救護に用意されていた事もあった。
日本のマラソン大会といえば、サロメチールの香りが風物詩にも思える私だが、今でもそうなのだろうか。
日本の夏 キンチョーの夏・・・ ならぬ
日本の走 サロメチールの香。。。