
クリスマスの翌日は「ボクシング・デー」。
ボクシングといっても、リングで戦うボクシングではなく、クリスマスに貰ったプレゼントけど、どうも・・・というものを箱に詰めなおし交換会をしたり店に交換・返品に行くという日。
米国の小売店の返品に対しての融通のききかたはちょっと驚く。
開けてみて不良品だったりしたものの返品ならわかるが、ボトルを開けて使ったものなどを「思ったのと違った」と返品する人がいる、それを店もOKする・・・などといった話を聞く。
プレゼントなどに、返品して好きなものと交換できるようにレシートを添えたりすることもある。
これは合理的ではある。子供の友達の誕生日プレゼントなど、相手が何を持っているかわからないので、こういう場合には私もギフトレシート(レシート上には金額が表示されていないが、受け取った人がその店に持っていくと金額分を交換してもらえる)をつけておくようになった。
クリスマス後の26日はボクシング・デーでもあるが、クリスマス商戦で売れなかった商品などの「アフター・クリスマス・セール」の始まりでもある。
基本的にいただいたプレゼントは交換したいとは思わない私だが、一度、いただいたセーターのサイズが合わなかったのを交換しにいった事がある。この時も「色が気に入らなかったら交換してね」とレシートが添えられていたのだ。
サイズ交換に行ったら、同じ品がその日からセールになっていて「買っていただいた金額をいったん返品扱いにし、今日新たに別のサイズのを買っていただいたという操作をしますので、差額**が残ります」と告げられた。ちょうどアンサンブルで着られるカーデガンもセールになっていたので、その残った差額分にちょっぴり金額を足しカーデガンも購入。セーターの返品がアンサンブルセットに化けた。
こういうのを体験すると、ボクシング・デーしたくなる気持ちもわからないではない。しかし、小売側はこんなのでも商売なりたつのよねえ。
ただ、元々のボクシング・デーの意味合いは店舗に戻すのでなく、「貰ったけど自分はいらない物を人にあげる」のだと思う。
本日のTシャツは、タイのパタヤ・ハッシュの94年「ボクシング・デーRUN」のTシャツ。
多分このRUNは、クリスマスに貰ったなどでいらないものを一つ包んで持ち寄り、RUNのあとみんなで交換会をするという趣旨のイベントRUNなのだと思う。
ボクシングではなくクリスマスRUNだったと思うが、サンフランシスコ・ハッシュで同様のコンセプトのRUNに参加した事がある。プレゼントは「なんだこりゃ~!」の受け狙い物がそろい、確かちょっとここでは説明できない内容な絵柄のコースターがあたってもらってきた。
「何じゃこりゃあ~」なものなので、ウチからまた別の機会に人に受け狙いで差し上げた。
あのコースター、そうやってあちこちの家をぐるぐるまわっているのか、どこかで使われているのか、どこかで捨てられたのか・・・。
「物は天下の周り物」・・・とは言わないよね。

<おまけ>

米国の店で売られる石鹸やローション。
グリーン・ティーというのは何か体に良さそうで多く出ている。
「ジャパニーズ・チェリー・ブロッサム」という日本が名前についている桜の香りのシリーズを出しているメーカーもある。和風のネーミングだとエキゾチックで人気なのかなあ。
なにげに、「これ日本の?」と気が付いたのが、写真左上の「YUZUジャスミン」。柚子ってこと?そして右上の「SATSUMA」これは薩摩のオレンジ?
最強のネーミングは・・・「NATTO(SOY BEAN)スクラブ・ソープ」。
納豆(大豆)ゴシゴシ石鹸、ってとこでしょうか。これで洗うと使い心地がネバネバで、納豆の香りが漂う・・・・の?