
2日前に「10月は乳ガン月間」という話を書いたが、10月といえばかつての私にとっては「走りこみ月間」であった。
本日のTシャツはその、91年の「全日本月間走りこみ大会/オクトーバー・マラソン」のTシャツ。
これは、雑誌「ランナーズ」が行っていたイベントで、夏の暑さも去った10月に、フルマラソンのピークシーズンである11~3月に向けて、できるだけ多くの距離を走りこんで走力をつけようという趣旨。
エントリーすると送られてくる記録用紙に、10月の間毎日の走行記録を記入していく。10月が終わったところで記録用紙を送り返すと、全国の参加者の記録ランキングが作成されてくる。一つの自己啓発的なもの。
Tシャツは、最初に記録用紙と共に送られてくる。
これを着て走れば、同じシャツを着た同志が走っているのを見かけるかもしれない。お互いに切磋琢磨をめざそう、という事らしい。
私自身は、この走り込みにエントリーしていた頃、毎年11月第1日曜開催のニューヨーク・シティ・マラソンを走っており、日程よっては10月末にはNY入りする年もあったりで、10月後半は走りこみより調整に入っていたので、毎回走りこみ月間の走行距離はあまり伸びなかった。
という事もあってか、この参加シャツも実は着た事がない。
ランナーズさんには申し訳ないが、当時、この「全国走りこみ・・・」という日本語プリントがあまりかっこよく思えなかったというのもある。
15年程ねかせた今となっては、漢字のTシャツが米国でウケていたりして、オースティンで着ても違和感がないかも。
サムライやニンジャ、武道というのが、近年米国で人気だというのを感じる。「感じる」というのは、データで参加人口などを調べたわけではなく、そういう関連のものが目につくなあ~と感じているだけなのだが。
そしてその流れか「漢字」も人気なようで、漢字Tシャツのほか、大リーグの各チーム名を漢字1文字で記した野球帽が発売されたりもしていた。
でももしかして一番漢字がウケているのは「イレズミ」かも。
先日眼鏡屋に検眼に行ったのだが、受付の若い男性の腕にも漢字でタトゥーが。
その文字は「生現」。
う~ん、中国語漢字かな。「生キテ現レル」?「レ」点を付けて「現ザイヲ生キル」?
多分後者かなあ。「今を生きる」で、元々の英文は「Seize the day」かと思われる。
さて「走」の漢字Tシャツも、ここオースティンで着て走ってみようかな?今ならOK???