
今日9月20日の日付の入った、Tシャツカレンダー・シリーズ。02年のムーンライト・ランの参加Tシャツ。
これはオーステインではなく、当時住んでいたカリフォルニアのパロ・アルト市での大会。
パロ・アルト市は、スタンフォード大学があり、シリコンバレーのIT系ベンチャー企業が多く社屋を構え、知的できれいな街である。
ムーンライト・ランは、パロ・アルト市のリクレーション課が主催するイベントで、「堤防や沼地を月明かりの下で走ろう」というもの。5kmと10kmがあり、スタート時間が5kmウォークが7時半、5kmランが8時半、10kmが8時45分。
私と夫は迷わず10kmに参加したのだけど、この頃まだ子供が幼稚園児。子供はベビージョガーに乗せて押しながら走るつもりだったのだが、子供はじっと座っていてはくれない。スタートからベビージョガーは無人のまま、子供のダッシュしては止まり、ダッシュしては止まり、のペースで一緒に走る。すぐにランナーの集団からは置いてきぼりに。
月明かりと言っても暗い。沼地からはなんともいえないあまり嬉しくはならない香りがただよってくる中で、正しいコースを走っているのかもわからなくなってくる。う~ん、ムーライト・ランという名称からイメージしたようなロマンチックさは、ない。
結局、子供はずっと走り(&歩き)つづけ、ゴール直前でなぜか「座る!」とベビージョガーにおさまる。時間はかかったがほぼ10km走り(歩き)きったのには驚いた。幼児のパワーというのは時々驚かされるものがある。
(息子、幼児でなくなっても今年も10kmの大会完走している。翌日小学校で、完走した先生が「私昨日10km完走しました~!他に完走した人いますか~?」と朝礼で問いかけたところ、生徒で完走していたのは息子だけだったそうだ。と、ちょっと親バカ自慢入れておこう。)
ベビージョガーを押していた頃は、邪魔というか、押しながらなくちゃんと走りたいなあと思っていたものだが、もう「ベビー」はいなくなった現在では、なんとなくもう一度押しながら走ってみたいなあと懐かしく思ったりする。
とまあ、とにかく「ムーンライト」なロマンチックさはなく、暗い中、鼻が曲がりそうな空気が流れてくる沼地沿いを走った、ムーンライト・ランだった。
このシャツの02年は、前年に続き2度目の参加だったので、懐中電灯を持参した。なんせ舗装されてない暗いコースで集団より遅れて走る事になるので。
ついでに書いておくと、この02年のこの大会のゴール後の抽選会で、私はランニング用帽子とエプロンと別の大会のTシャツという3点セットが当たった。こういう抽選で当選したことはあまりないので、嬉しかった。