
♪ダ・バ・ダ ダバダバダ ダバダバダ・・♪
ラジオから「男と女」が流れてくる。続いて「男が女を愛する時」。
そういえば田中裕子が歌っていた「女が男を愛する時」という曲もあったなあ。「男が女を愛する時」と「女が男を愛する時」、その違いは何なのかな、などと思ったりする。
男と女は、違う星から来た互いに異星人であるなどと言うが、本当、男と女って、根本的に違うなあ。
本日のTシャツは、85年のバービーボーイズ、渋谷公会堂初単独コンサート記念シャツ。
なぜ、「男と女」がバービーボーイズになるのか。
このシャツの「BARBEE BOYS」の下にこうプリントされているのだ。
「Misunderstanding between Man and Moman」
バービーボーイズは、男性のコンタと女性の杏子のボーカルが、男と女の気持ちを掛け合いで歌っていくスタイルが面白かった。
例えば「負けるもんか」という曲。
女「あの娘と間違えて慌ててるの? 待ち焦がれてたように聴こえて来る もう真夜中しゃがれた声が 一度目のベルさえなり終わってないのに」
女「近くまで来てるのよ泊めてくれる? いきなりで悪いけど帰れないの ねえいいでしょ コインがないわ 詳しく話すから着替えでも探してて」
男「あぶないぜ あぶないぜ 負けるもんか 負けるもんか」
女「無理でしょきっと泊めるわ 扉をそっと開くわ ぐらついたパッション つけこんでモーション 勝てるもんか!」
中略して、最後はどうなるのか?
♪いけないぜ いけないぜ
♪かまうもんか かまうもんか
♪誰にもきっとバレずに このままずっといければ
♪ぐらついたパッション 飛び込んでアクション
♪(男女一緒に) かまうもんか~♪
彼女がいて迷惑する男の元に、真夜中強引に押しかける女。その手に乗るものかとわかっていつつ、バレなきゃいいかもと思いはじめる男。
場面が目に浮かぶような、ありそうなドラマである。
見た目、強そうな雰囲気の杏子と、どこかヤサ男的なコンタ、という組み合わせで歌われるのも合っていたのだと思う。
「男と女の思い違い」を歌うバービーボーイズ。92年に解散した。最後のコンサートも渋谷公会堂だった。
♪勝てるもんか 勝てるもんか♪ 女、怖いなあ~
♪負けるもんか 負けるもんか ・・かまうもんか♪ 男、情けないなあ~