ハンビン短編 -いつもただ想ってる- | BIGBANG ジヨン中心の何でもありの妄想日記*..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .

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妄想小説あり、イラストあり、日常あり、ダイエットありの、何でもありの何でも日記っ♪(´ε` )

楽しみましょう*\(^o^)/*

おそらく、ほぼ小説w






こんばんにゃグラサン
冬になり もりもり食べ続けて
歴代No. 1だ!の体重になってしまったのんさんです笑い泣き


そうです。何を隠そう
私はお餅が大好きです❤️←隠しきれない体重ゲロー



今回の妄想小説は夏に書いてたんですが、色々あり…
なかなかアップする気になれなくて、放置しておりましたやーつです真顔


なので季節感皆無なんですが、お気にならない方は、こんな拙いものですが
どうぞお読み下さりませ〜🙇‍♀️



















いつも、ただ想ってる。
君の姿を瞳に写すだけで、俺の胸は煩いくらいに高鳴ってその音が鎖骨にさえ振動する。
ギシギシと疼く鎖骨を押さえながら、今日も君を思う。
ただ、君の事が好きなんだと。





真っ青な空に夏の雲が広がり世の中は、夏真っ盛りだ。けれど、だからといって俺には一握りの砂程も関係なかった。毎日、宿舎と作業室を往復するだけで海だのプールだの出かける予定なんて一切ない。別に海なんか好んで行きたいとは思わなかったが、ただヌナの水着姿くらいは一目拝んでみたかった。そんな事をぼやっと考えてたら、大きな溜息が自然と俺の口から漏れ出していた。

「はぁ〜」
部屋の窓を閉めていても蝉の鳴き声が煩いくらいに耳につく。

「お前たちも必死だよな…」
誰もいない部屋で、外の蝉に向かって話しかけるなんて、俺も相当疲れてるな…なんて思いながら、俺はリビングの床に寝そべってエアコンで冷えたフローリングの床の冷たさを体全体で感じ、心地よく瞼を閉じた。
ウトウトと夢見心地の中、ドタドタと荒い足音が床に振動してきた。

ーこの歩き方はバビヒョンだな。

「暑っちぃ〜!」
案の定バビヒョンは荒々しくリビングのドアを開けると俺の隣にどかっと座ってそのまま後ろに倒れ込んだ。

「この部屋、めっちゃ涼しい!あ〜気持ちいい〜」
と言った数秒後にはスースーと気持ち良さげな寝息をたてていた。
そんなバビヒョンを横目にふっと笑うとヒョンの寝息に誘われて俺の瞼も自然と閉じていった。

それから暫く眠ってしまっていたであろう俺は、ゆっくりと目を開けると外はもう斜陽が差し込みもうすぐそこに、夜の訪れを感じさせていた。

ーこれ完全に寝すぎたな…

なんて思うのと同時に腕の痺れに気づき、眉をひそめた。

「痛ぇ…」
腕の方へと視線を送るとそこには気持ち良さげに寝息をたてている、ヌナの姿があった。

「え?ヌナ…?」
ヌナはちゃっかり俺の腕を枕にしていたが、俺の声に反応して肩の方へとすり寄って来た。

「ん…ハンビン、起きたの?」
そう言うと眠た気に顔を擦りながら起き上がり、横になっている俺を見下ろした。

「それはこっちのセリフ。…いつ来たの?」
そう尋ねるとヌナはあくびの出る口をその小さな手で抑えながらくぐもった声で「ちょっと前」と答えた。

俺は俺の顔にかかるヌナの髪を右手でそっと耳にかけてやると、薄暗い灯の中でヌナの瞳を見つめその手をそのままヌナの細く白い首に這わせわゆっくりとこちらへ引き寄せた。

「起こしてくれてよかったのに」
「だって、気持ち良さそうに寝てたから」
「…そう?」
ヌナの柔らかそうな唇に俺は視線を奪われたまま答えた。
あと数センチ、ヌナの吐息が俺の唇を掠め俺は一気にヌナとの距離を縮めた。

「ダメ」
そう言ってヌナは自分の右手を俺とヌナの唇の間に滑り込ませた。
すんでのところでオアズケを食らった俺は意地になり俺の欲を邪魔している小さな手を引き抜いた。
グッとヌナの後ろ首を抑えゆっくりと自身に近づけた。
と、同時にヌナは俺の唇を上手に避けると俺の首元に顔を埋めた。

「…ダメだよ…」
そう呟いたヌナの吐息が首を掠め俺の全身の毛がゾワリと逆立つ。

「…っ…なんで?…もう俺、無理だけど?」
「だって、ジウォンがいる…」
ヌナが視線を向けた先には気持ち良さそうに寝息を立て俺達に背中を向けて横のなっているヒョンの姿があった。

「キスくらいじゃ起きないから…」
そう言って俺の首元に顔を埋めているヌナの髪にそっと唇を押し当てた。
ヌナは小さく肩を弾ませると、ゆっくりと顔を離しその大きく潤んだ瞳に俺を写した。お互いの瞳に熱がこもり、俺の情欲を一層に掻き立てた。

「ん〜…」
ヌナは勢いよく俺から体を離すとヒョンの方へと体を向けた。

「ジウォン?起き…っ」
そう言い終わらないうちに自身の唇でヌナの唇を塞いだ。

「…っん…ふ…ん…っ」
腹が立った。
触れられそうで触れられないもどかしさももちろんだが、目の前にいる俺以外の男を気にしているヌナも、俺以外の名前を呼ぶその唇も全て俺のものなのに、って。
ガキみたいに意地になってヌナの小さく柔らかな唇を犯した。
ヌナは苦しげな吐息を漏らしながら俺の胸を叩いている。

「…ハン…や、め…」
重なった唇の隙間からヌナの声が漏れた。
涙目になるヌナに俺の中の情欲はさらに掻き立てられていく。

ーあぁダメだ、これ。そろそろマジで止まらなくなる。

そう頭では思っていてもヌナの柔らかな肌に右手を這わせていく。

「…ダメっ…だってば!」
ヌナは俺から無理やり体を引き剥がすと、眉間にシワを寄せてその潤んだ瞳に俺を写した。

「ここじゃ、嫌…」
ヌナはチラリとヒョンの方に視線を向けて言葉を続けた。

「…ハンビン以外に聞かれたくない…」
そう言って耳まで真っ赤に染めるヌナを見て俺は正面に座るヌナの肩に顔を埋めた。






「…ずるい」
ヌナはずるい。
そうやって、一瞬で俺の全てを攫っていく。
俺は右手でギシギシと軋む鎖骨を押さえた。
そして思う。
この目の前にある温かな存在を失いたくない。
ずっと傍にいたい。
彼女に降る全ての悲しみを払いのけたい。
ずっと一緒に笑っていたい。

「ヌナ…ずっと笑っててくれる?」
俺は頭を上げヌナの瞳に俺を写した。
ヌナは俺の頬に手を添えると「もちろん」と幸せそうに微笑んだ。


今日も君を想ってる。
ただ、君が好きなんだと。
















※画像はお借りしました。