ハンビン 短編① | BIGBANG ジヨン中心の何でもありの妄想日記*..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .

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楽しみましょう*\(^o^)/*

おそらく、ほぼ小説w





あんにょん♡皆さん


小説、短編が浮かんじゃったからこっちから先にあげちゃいますニヤニヤ


連載もぼちぼち
書いてるのよ〜(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎


























強い日差しがカーテンの向こうから室内へと差し込んでくる。
外からは蝉の鳴き声が聞こえ夏の暑さを増長させていた。世間は夏真っ盛りだ。
だけど、そんな暑さなど素知らぬ様子でハンビンは涼しい顔をしてソファに座る彼女の足元に座り、目の前の映画に集中しているようだった。そんな風に集中できるのも部屋の中を快適に冷やしてくれているエアコンのお陰だろう。
「ハンビンこれ、ガチで怖いらしいぞ」
そんな中、彼女の隣に座りバリバリとスナック菓子を食べながらジウォンが話しかける。
「ハンビン怖いの苦手じゃなかった?」
彼女がハンビンの髪を撫でながら問いかけた。
ハンビンは顔を上げ彼女の方へと視線を向けるとにこりと笑って答えた。
「少しなら平気、それに昼間だし」
「ヌナの前だからって強がってんだろ〜」
ジウォンはからかうようにそう言うとソファの上からハンビンの肩を掴んでゆさゆさと揺らしていた。
「ちっげぇよ、つかヒョン肩痛ぇよ」
「悪りぃ悪りぃ」
ジウォンはちっとも悪びれていない笑顔で謝ると再びスナック菓子を口へと放り込んだ。
映画も進むに連れ三人の口数も減り、代わりに彼女の小さな悲鳴が部屋の中に響いていた。
「きゃあぁ!!」
そう叫んだと同時に彼女は隣に座っているジウォンにしがみついた。
「うぉ⁉︎ビビったー!何?ヌナ、怖ぇの?」
「そりゃ怖いに決まってるじゃん…」
ジウォンは怖がる彼女の頭をグリグリと撫で回すとケタケタと笑っていた。ジウォンは初めこそ人見知りするが一度、打ち解けてしまうと、男女関係なく人懐っこくなる。
だから、彼の周りにはいつも絶えず笑い声が聞こえていた。
そんな二人の様子をハンビンは表情を変えずに視線を向け見つめていた。そして、彼女の白い膝に自分の肘を置きその手を口元へ持っていくと静かに親指の爪を噛んだ。
そんな様子に気付いた彼女は自分の腿の辺りに頭を寄せているハンビンに視線を向け上からその口元にある手に触れた。
「爪、噛んだらダメだよ?」
「…わかってる」
その間ジウォンは二人の様子などお構い無しにスナック菓子に手を伸ばしていたが、中身はもうとっくに空っぽになっていて袋を口元に持っていき最後の欠片を口の中にざーっと流し込んだ。
「ちょっと映画止めてて、ポテチ無くなった。俺の部屋に激ウマなやつがあんだよ〜」
そう言って立ち上がると「喰わしてやるから、待ってて〜」と陽気に自室へと戻って行った。
「ハンビン不機嫌でしょ?」
「別に」
ハンビンは前を向いたままいつもより低めの声で答えた。
「嘘だね」
そう言って彼女は腰を上げ膝を立てて座っているハンビンの足の間に入り込んだ。
「…何?」
ハンビンは膝で立っている彼女を少し見上げ視線を合わせると少しも笑っていない瞳を彼女に向けた。
「やっぱり不機嫌」
彼女はそう言ってハンビンの首に自分の両手を巻きつけてぐっと顔を近付けた。
「どうやったら機嫌直るの?」
そう言って近付けたその顔を更に近付けハンビンのおでこに唇を押し当てた。
「…それで?」
眉をピクリと動かしてハンビンが尋ねた。
彼女はニコリと微笑むと首を横に傾けた。
「直った?」
ハンビンはふっと笑うと「全然」と言って彼女の瞳を見つめ返した。彼女も見つめ返し微笑むとその小さく柔らかな唇をハンビンの瞼に押し当てた。唇を離すとハンビンも自然と閉じた瞼をゆっくりと開いた。次に彼女はそのままハンビンの頬と耳の後ろの順で唇を押し当てていった。
「ねぇ、ヌナは誰のものでしょう?」
ハンビンが彼女の首元に右手を伸ばし優しく触れた。
彼女はその首元にある温もりを確かめるように自分の右手を重ねた。
「……ハンビン」
そう答えるとハンビンは口角をあげ微笑み彼女の体をグッと自身に引き寄せた。
「正解」
そう言うと二人の距離が一気に縮まり唇が重なった。ハンビンの舌が彼女の唇を器用にこじ開けて口内へと入り込んでいく。
その度に彼女の吐息が二人の重なり合っている隙間から漏れ出ていた。
長い時間、ハンビンは重ねた唇を離そうとはせずにいた。彼女はハンビンの厚い胸を押し離すと荒れた息を整えるように大きく息を吸った。
「っはぁ…苦しいよ…っ…」
「だって、わざとだもん。ヒョンとイチャついた罰だよ」

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ハンビンはそう言ってニッコリ笑うと「もう一回」と顔をゆっくりと近づけてきた。
彼女は力が抜けたようにハンビンの肩に顔を埋めると「勘弁してよ〜」と言いながら彼の首に腕を巻きつけしがみ付いて見せた。
ハンビンはそんな彼女の頭を優しく撫でながら微笑んでいる。
「もう、他の人とイチャイチャしたらダメだからね」
彼女はハンビンの首元でコクリと頷き心に誓った。
もう二度とハンビンを拗ねらせる事はしないと。




* * * *



そんな二人の様子をリビングのドア越しに見つめる影。
「勘弁してよ〜…映画の続きはぁ…?」
ジウォンは小声でボソボソとボヤいていたが彼が激ウマなスナック菓子と一緒にリビングに戻れたのはそれからしばらく経ってからだった。







end...