if you 第16話 | BIGBANG ジヨン中心の何でもありの妄想日記*..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .

BIGBANG ジヨン中心の何でもありの妄想日記*..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .

妄想小説あり、イラストあり、日常あり、ダイエットありの、何でもありの何でも日記っ♪(´ε` )

楽しみましょう*\(^o^)/*

おそらく、ほぼ小説w




今回、少し大人な表現入ります!
Amebaさんに削除されないようにww
やんわりにはしておりますが
苦手だなぁ滝汗という方は
回れ〜右っ‼︎でお願いします真顔

私と同じく変態…失礼www
恋する乙女の方は←おババが何を言う。
どうぞそのまま全速前進で
お願いしますウインクウインク
























薄暗いホテルの部屋で聞こえてくるのは俺の荒い息遣いとこのみの甘い声だけ。
その声に酔いしれながら俺はこのみに視線を落とした。このみは俺の下で額に薄っすらと汗をかいてそこに自身の髪が張り付いている、俺はその髪を中指でそっとなぞりそのままこのみの髪に俺の指を絡めた。このみは甘い息を漏らして俺の首に腕を回すと「…して」と囁きながら唇を近づけた。俺は片方の口角をあげてこのみの唇に近づくとそのまま強く口付けた。
俺たちはあのままベッドに移動する時間も惜しむように床の上になだれ込んだ。
そして、ありのままの姿でお互いを求めた。
俺は貪るようにこのみの身体を開いてく。

「…背中、痛くない?」

唇を離し俺は荒れた息を整えるように肩を上下に動かしながら、このみの腰の辺りに手を置いた。
そして、腰に置いた手を今度はこのみの手首へと移動させてそれを俺の目の前に持ち上げた。このみの手首は赤く俺の指の形がはっきりと付いていた。あの時、感情に任せて強く握り過ぎたから…俺は眉根を寄せて「…ごめん」と呟くと握っていた手の親指でそっとその赤い痕を撫でて唇を近付けた。

「…痛くないよ」

そう言ってこのみは潤んだ瞳を俺に向けて微笑んだ。そして、ゆっくりと腕を伸ばし俺の首筋から肩の辺りにまで刻まれているタトゥーの文字をその細い指でそっとなぞった。





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その手はそのまま俺の汗ばんだ肩から腕へと移動しそこに刻まれたタトゥーをまた人差し指でゆっくりとなぞり「綺麗…」と呟くと俺の腕に唇をあてた。
俺の下腹部がピクリと跳ね、身体中の熱が俺たちを一つに繋げているそこに集中する。俺はその熱を発散するかのように、またこのみの身体に俺のリズムを刻んでいった。このみもまるで俺のリズムにメロディーを乗せるかのようにその可愛らしくて甘い声で啼き続けた。

一頻りこのみを愛した後も俺たちはベッドルームに向かうことなくその場所に留まり熱くなり火照った体を冷たいフローリングの床で冷やした。このみは座ってそそくさと下着を着けて服を着ようとしていたが俺はこのみの手を握って「着ちゃダメ」と言ってこのみを後ろから抱きしめ、まだ汗の引かない俺の体で包み込んだ。

「ジヨン、風邪ひいちゃうよ?」

その言葉で俺はすっと立ち上がった。このみはどうしたんだろう?といった表情でこちらを見ていた。俺が「ちょっと待ってて」と言うとこのみは「?…うん」と言いながら首を小さく傾げた。
俺はそのままベッドルームへと向かうと皺一つないまるでアートのように整えられたベッドに目をやり敷かれている真っ白なシーツを布が擦れる音と共に勢いよく引き抜いた。
それを引きずりながらこのみの元へと戻りその白いシーツで俺ごとこのみの体を包み込んだ。

「これで風邪、大丈夫ダヨ」

俺がそう言って笑うとこのみは「しょうがない」と微笑み自分の頭を俺の首筋に埋めた。
俺は鼻先でこのみの匂いを感じながら俺に凭れかかるこのみの頭に自分の頬を置いて静かに瞳を閉じた。

嬉しかった。
大粒の涙をボロボロと流しながら「私の幸せを勝手に決めないで」と強めの口調とそして強い眼差しで言った彼女を見たとき、傷つけて泣かせたと思う反面嬉しかったんだ。このみが俺の苦しみに気づいてくれて、感じてくれて、もう一人で抱え込まないでと言われてるみたいで…このみの言葉に込められてる俺への想いに気がついた。

俺の苦しみがこのみを苦しめていた事実に胸が痛くなる。
だけど、今はこの胸の痛みすら愛おしい。
俺がこのみを愛している印だから。
このみに俺の全てをあげるよ、君を抱きしめるこの腕も、君の元へと駆け寄るこの足も、君の名前を囁くこの声も、そして君を想って痛むこの胸も…全部あげる。
もう、俺は俺を隠さないよ。
弱くて、脆い俺もこのみは受け入れてくれた。一番初めに受け入れてくれていたのに…だけどもう、迷わない。
幸せにしてやるなんて言わない。
幸せになろう、一緒に。

俺はこのみを抱きしめる腕に力を込めた。
このみは振り向き俺を見上げて俺の目尻から流れる光る物をそっとその温かい指で拭ってくれた。

「今日は私たち泣いてばっかりだね」

そう言うとこのみは俺の頭を包み込んで髪に優しく触れてくれた。その手があまりにも柔らかくて、「大丈夫」と囁く声があまりにも温かくて俺は安心するようにこのみの胸の中で瞳を閉じた。








if you 第16話                       fin.