川のほとりで | 舞台は命のみなもと 桂のブログ

舞台は命のみなもと 桂のブログ

三度の飯より生の舞台が好き。劇場で開幕を待つ間の高揚感がたまりません。心揺さぶる演者の芸に酔いしれながら客席に身を置く喜びを味わっています。舞台は演者とお客の魂と魂の交流。私の命のみなもとです。





犬山城を訪ねるたびに
天守閣から見下ろしていた
木曽川の畔を歩いてみました。

犬山城から見て川下に位置する
ライン大橋を渡り、
木曽川の川幅の真ん中辺りに来ると、

急勾配の山の上の国宝犬山城が
こんなふうに見えます。

ちょうどここが愛知県と岐阜県の県境です。



ライン大橋を渡り切ったところから
川上の犬山橋まで、
川沿いの遊歩道が整備されていたので
歩いてみることにしました。

対岸の岐阜県各務原市から眺めた犬山城の
右下に見える細長い建物は
鵜飼い船の乗船場です。

3月下旬から遊覧船も就航するので、
川下りを楽しんでみるつもりです。




生家の側を流れる川は
子どもの頃の私の遊び場でした。

そして今も川の側に住んでいます。

何故か川に縁があります。

大雨で激しく渦巻くときもあれば、
ゆったりと穏やかに流れる時もあり、
まるで人の心のようだなと思います。



豊かな水流を湛えた木曽川は、
時に激しく荒れ狂うことも
あったのでしょう。

水神様や古い灯籠、水難事故で
亡くなった人の供養のお地蔵様なども
祀られていました。

ここからは中山道の鵜沼宿も近いので、
一度、遠足気分で訪ねてみようと思います。


川上の犬山橋からの眺望も素晴らしいです。

橋の欄干にもたれて川の流れを見ていると
船に乗って自分が動いているような
錯覚に陥ります。

想像の船旅も、楽しい遊びの一つでした。

そんなことを思い出しながら、
川風に吹かれてのんびり歩き、
犬山遊園駅から電車に揺られて
ウトウトしながら帰った
良き一日でした。