こんにちは。千葉です。
昨日の記事、自由民主党の調整がもう少しは難航すると想定して書いていたのですが、いやはや気持ちいいくらい予想は外れました。千葉が思っている以上に体面と選挙が最優先されるところらしい、自由民主党。
TPP断固反対を掲げて選ばれた代議士たちが(反対派は人数だけでみれば党内多数派だったことは忘れないでいただきたい)、支持率が高い(と報じられる)首相の独断的(に見える)TPP参加の意志に対して、実現の可能性が低いと思われる条件をつけるだけでおとなしく引き下がる、なぜなら党内の混乱は選挙に悪影響を残しかねないし、人気者に敵対するとメディアが「抵抗勢力」とレーベルを貼って攻撃してくるから。いやはや、これが日本の代議制ですよ。お前らは誰の代議をしているんだ?こんな落とし所が見え見えの茶番、猿芝居もいいところだ。まさかここまで見え見えの小芝居で収めるとは思わなかったよ、党を割ってしまうアマチュアの(ある意味では、と限定付き。ここでの場合はけなしてません)民主党以下だわ、笑うしかない。
なあ、誇らしいなおい。これが取り戻された日本かい、そうかそうか。
TPPについては決定事項をあとから参加した国は再議することができない、そんな条件があるのに(東京新聞既報)、どうやれば「聖域」が守れるのかね。
鎖国をしているわけでもない国が加盟国間の協定に参加する、すなわちブロック化を進めることのどこが自由貿易の推進かね。
あたかも農業だけ、大きく見ても六つの分野だけが問題となり得るかのような語りが推進派によりなされているが、「すべての分野を交渉のテーブルにのせる」ことは決まっているのだろう?どうして秘密交渉のTPPなのに利害がそこだけに集中すると考えるんだ?変数が増えると落としどころや解法のシミュレーションどころか問題すらまともに想定できないくらいにバカなのか?
ああもう、眠いしめんどくさいからはっきり書きますね。もし何も裏の事情もなく、ほんとうにこんな協定に参加することが国益に叶うと思うほど頭が悪いのであれば、国政に関わるのをおやめになるとよろしいわ。産業的視点や貿易、外交などの要素をいくら加味したとしても、いくらなんでも国内法を上越す効力を持ちうる協定に無条件参加する(たくさんの威勢のいい言い訳をするのだろうけれど、せいぜいお小遣い程度の譲歩しか得られないに決まっている。交渉力の問題ではない、覆せる部分がほぼないか、全くないかというのが参加の前提なのだから。まあ、民主だろうと自民だろうと、実際の担当になるだろう官僚についても交渉力なんて期待しちゃいないが)なんて、立法府で選ばれた長がうかうかと参加するなんてどうかしている。これほど筋が悪い国際協定に後乗りしたがる能天気、まったく評価できません。
それにいま慌てて参加表明しても数ヶ月は事前審査(その期間内に参議院選挙をするつもりかと疑っている)、さらに交渉が始まってからも実務者たちの現場レヴェルの会議がしばらくは続いて、協定の中身は知らぬうちにきっと「成果」としてしばらくは喧伝されるのでしょう、TPP参加なんてただの「闇鍋パーティー参加権」なのに。
おそらくいま書いたとおり、実際の協議が始まるまではずっと景気のいい話をして(または申し訳程度の批判をして)、秘密の協議が始まったらこの協定のことなんてメディアは報じなくなるでしょう、だって交渉の中身は明かされないのだから、書きようはないのだ。でも参加を「決断」したことをもって政権のプラス要素とみなすんでしょうね、引き返せなくなってから。なにせ、今日のNHKニュースウォッチ9は「殺人事件→全人代→盗難仏像→WBC→寒暖の差→震災もの→堂本光一「SHOCK!」→ローマ教皇、裁判ニュース短く二つ→天気・スポーツ」ときて、最後の二分で「あす参加表明へ」(論評抜き)でしたから。いや、「首相が何と言うか注目しましょう」だそうですよ。公共放送さまのスタンス、丸わかりですね、昨晩の自民党内の最終調整は一瞬も映りませんでした。問題は存在しない、問題化されるまでは。いやはや、こういうのは安全神話で学んだんじゃなかったのか?
ともあれ、安倍晋三くんがしでかすのはもう日付上の今日だそうですから、まずはそのお言葉を刮目して待ちますか。もちろん、その後に続くだろう数多くの変節も、見逃しませんよ。
そうそう。なんでもTPP担当の大臣は「日本より自分の政治生命が大事」な甘利明くんらしいですよ。楽しみですね、今度は国益よりも、国よりも政治生命を優先してくれることでしょう。では本日はこの辺で。おやすみなさい。
昨日の記事、自由民主党の調整がもう少しは難航すると想定して書いていたのですが、いやはや気持ちいいくらい予想は外れました。千葉が思っている以上に体面と選挙が最優先されるところらしい、自由民主党。
TPP断固反対を掲げて選ばれた代議士たちが(反対派は人数だけでみれば党内多数派だったことは忘れないでいただきたい)、支持率が高い(と報じられる)首相の独断的(に見える)TPP参加の意志に対して、実現の可能性が低いと思われる条件をつけるだけでおとなしく引き下がる、なぜなら党内の混乱は選挙に悪影響を残しかねないし、人気者に敵対するとメディアが「抵抗勢力」とレーベルを貼って攻撃してくるから。いやはや、これが日本の代議制ですよ。お前らは誰の代議をしているんだ?こんな落とし所が見え見えの茶番、猿芝居もいいところだ。まさかここまで見え見えの小芝居で収めるとは思わなかったよ、党を割ってしまうアマチュアの(ある意味では、と限定付き。ここでの場合はけなしてません)民主党以下だわ、笑うしかない。
なあ、誇らしいなおい。これが取り戻された日本かい、そうかそうか。
TPPについては決定事項をあとから参加した国は再議することができない、そんな条件があるのに(東京新聞既報)、どうやれば「聖域」が守れるのかね。
鎖国をしているわけでもない国が加盟国間の協定に参加する、すなわちブロック化を進めることのどこが自由貿易の推進かね。
あたかも農業だけ、大きく見ても六つの分野だけが問題となり得るかのような語りが推進派によりなされているが、「すべての分野を交渉のテーブルにのせる」ことは決まっているのだろう?どうして秘密交渉のTPPなのに利害がそこだけに集中すると考えるんだ?変数が増えると落としどころや解法のシミュレーションどころか問題すらまともに想定できないくらいにバカなのか?
ああもう、眠いしめんどくさいからはっきり書きますね。もし何も裏の事情もなく、ほんとうにこんな協定に参加することが国益に叶うと思うほど頭が悪いのであれば、国政に関わるのをおやめになるとよろしいわ。産業的視点や貿易、外交などの要素をいくら加味したとしても、いくらなんでも国内法を上越す効力を持ちうる協定に無条件参加する(たくさんの威勢のいい言い訳をするのだろうけれど、せいぜいお小遣い程度の譲歩しか得られないに決まっている。交渉力の問題ではない、覆せる部分がほぼないか、全くないかというのが参加の前提なのだから。まあ、民主だろうと自民だろうと、実際の担当になるだろう官僚についても交渉力なんて期待しちゃいないが)なんて、立法府で選ばれた長がうかうかと参加するなんてどうかしている。これほど筋が悪い国際協定に後乗りしたがる能天気、まったく評価できません。
それにいま慌てて参加表明しても数ヶ月は事前審査(その期間内に参議院選挙をするつもりかと疑っている)、さらに交渉が始まってからも実務者たちの現場レヴェルの会議がしばらくは続いて、協定の中身は知らぬうちにきっと「成果」としてしばらくは喧伝されるのでしょう、TPP参加なんてただの「闇鍋パーティー参加権」なのに。
おそらくいま書いたとおり、実際の協議が始まるまではずっと景気のいい話をして(または申し訳程度の批判をして)、秘密の協議が始まったらこの協定のことなんてメディアは報じなくなるでしょう、だって交渉の中身は明かされないのだから、書きようはないのだ。でも参加を「決断」したことをもって政権のプラス要素とみなすんでしょうね、引き返せなくなってから。なにせ、今日のNHKニュースウォッチ9は「殺人事件→全人代→盗難仏像→WBC→寒暖の差→震災もの→堂本光一「SHOCK!」→ローマ教皇、裁判ニュース短く二つ→天気・スポーツ」ときて、最後の二分で「あす参加表明へ」(論評抜き)でしたから。いや、「首相が何と言うか注目しましょう」だそうですよ。公共放送さまのスタンス、丸わかりですね、昨晩の自民党内の最終調整は一瞬も映りませんでした。問題は存在しない、問題化されるまでは。いやはや、こういうのは安全神話で学んだんじゃなかったのか?
ともあれ、安倍晋三くんがしでかすのはもう日付上の今日だそうですから、まずはそのお言葉を刮目して待ちますか。もちろん、その後に続くだろう数多くの変節も、見逃しませんよ。
そうそう。なんでもTPP担当の大臣は「日本より自分の政治生命が大事」な甘利明くんらしいですよ。楽しみですね、今度は国益よりも、国よりも政治生命を優先してくれることでしょう。では本日はこの辺で。おやすみなさい。