こんにちは。千葉です。
まさかの、と言ってしまいますが二連勝で明日から名古屋決戦、基本的に悪い方を想定しておく癖があり、「三つまでは負けられる、四つめを先に取りさえすればいい」と思っている千葉ではありますが、なかなかふわふわな心地がしております。ひとつは向こうの打線がつながってしまう試合がありうるだろう、では後はどうしようか…そんな日には、スポルティーバ連載中の「落合監督と選手たちの8年」がオススメですよ皆さん!落合ドラゴンズのファンのかたはもちろん、そうではなく、日本シリーズでちょっと見て気になったような方にもオススメです!落合監督、凄い人なんです本当に。
って話は、この記事のタイトルの逆で予想外、望外のと言ってもいい喜びがありますが。この週末のTPPをめぐるニュースはあまりにも想定内の、残念なものばかりで驚くこともできませんでした。
何を考えて、向こうが頼んでくるまで待ってもいい(その間に国内の産業のあり方を整えられる)状況で、こっちからヘコヘコと「遅れちゃいましたけどこれから参加、できますか?」なんて口走ってしまうのか。その判断に相応の成算があってのことなのならばどんなによかったか、しかし当然そんなことは起きないのです。既に締結に向けて動いている9カ国から見ればいいカモが、何故かその身を投げ出す格好で飛び込んでくるわけですからね、口では当然一定の難点を挙げつつも喜んで受け容れることでしょうよ、繰り返しますがいいカモとして。
そもそもTPPは個別的な例外交渉なしの包括的な取り組みであるということなんて、ちょっと調べた人なら誰でも知っていました。それに加盟国の国内制度に超越するルールとして、企業活動が優先されるものであることも。
そこから非関税障壁というマジックワードの危険性に気付くのまではほんの一歩、というか何を考えるまでもない、少なくともバブル以前の記憶がある日本人なら。これは冷戦という状況を抜きにしては言及できないのだけれど東芝ココム問題とか、自動車や家電製品へのヒステリックな打ち壊しやら、突然総理大臣が「輸入品を買いましょう」とか言い出した記憶がある人なら、あの頃に感じた理不尽への不愉快な思いというのは多かれ少なかれ残っているのではないでしょうか。他人の生活を変えてまで貿易状況を変えろ、と言われても…と当時義務教育課程の千葉も思ったものですよ。実際、ほしい輸入品なんて当時は思いつきませんでしたからね…
まさか、その程度の保留も持たずに合衆国とお付き合いしているのだと思いたくはなかったのだけれど、政治家も官僚もマスメディアも、何か曖昧な希望とおためごかしで外交的案件を成功に導けると思っていらした模様で。耐え難いほどブザマな報道のうろたえぶり、つきあいきれないのでネットでしか見ていませんが、APECにうかうかと出かけていった野田佳彦が直面したのはTPPに反対していた人が言っていたことばかり、じゃないですか。まさかそれらの指摘を本当に聞いてもいなくて、それなりの二の手三の手を用意したりすることもなく「国際公約」してくるとは、残念ながら想像がつきました(笑)。国内で十分な説明ができない人が、どうして海外で、おそらくは英語でコミュニケーションを取る中で一定以上の外交的成果を勝ち取ることがあるでしょう?
個人的には、これからでもTPPに参加しないための努力を続けるほかないと思っています。国内にろくな説明もないままにうっかり海外で参加を表明してきた人をすげ替えるなり、やりようはあるのではないですか、民主党内の「反対派」の皆さん?おそらくはそれだけが、千葉が民主党に期待する最後の機会だと思っていますので、ことのなりゆきを注視したいと思います。まさかね、「慎重派」の皆さんはここまでコケにされて黙っていられるものなんですか?まさかね…
民主党を引きずり下ろしても自民党くらいしかそのまま与党になれそうな所がない、おそらく次の政権交代は少なくなく風頼みの、危険なものになりそうな雰囲気の中で、外交的な失点(おそらく、一部の人たちには「成果」なんでしょうがね)の影響をどれだけ抑えるのか、その上で国内の問題を問題化して、一つずつ解消していく方向に迎えるかどうか。ほんの少し考えればそういう順番で進めるしかないことくらい誰だって判りそうなものだけれど、どうにもこの国のおエラい方々はどさくさに紛れてことを進めるのがお好きでありすぎる。どうにも、このブログで社会派の話をする機会が減ることはないのかな、と嫌な気分になります。実に。もっと気楽にドラゴンズを応援したりしていたいのだけれど…
ということで、もうちょっと個別のお題でしばらく社会派ネタ続きます。願わくは、皆さまに「一定のご理解」を賜れましたら幸いでございます。というような言い回しの話もします、間違いなく(笑)。
シャア・アズナブルさんの名言「まだだ、まだ終わらんよ!」と自分に言い聞かせつつ本日はおしまいです。ではまた、ごきげんよう、おやすみなさい。
まさかの、と言ってしまいますが二連勝で明日から名古屋決戦、基本的に悪い方を想定しておく癖があり、「三つまでは負けられる、四つめを先に取りさえすればいい」と思っている千葉ではありますが、なかなかふわふわな心地がしております。ひとつは向こうの打線がつながってしまう試合がありうるだろう、では後はどうしようか…そんな日には、スポルティーバ連載中の「落合監督と選手たちの8年」がオススメですよ皆さん!落合ドラゴンズのファンのかたはもちろん、そうではなく、日本シリーズでちょっと見て気になったような方にもオススメです!落合監督、凄い人なんです本当に。
って話は、この記事のタイトルの逆で予想外、望外のと言ってもいい喜びがありますが。この週末のTPPをめぐるニュースはあまりにも想定内の、残念なものばかりで驚くこともできませんでした。
何を考えて、向こうが頼んでくるまで待ってもいい(その間に国内の産業のあり方を整えられる)状況で、こっちからヘコヘコと「遅れちゃいましたけどこれから参加、できますか?」なんて口走ってしまうのか。その判断に相応の成算があってのことなのならばどんなによかったか、しかし当然そんなことは起きないのです。既に締結に向けて動いている9カ国から見ればいいカモが、何故かその身を投げ出す格好で飛び込んでくるわけですからね、口では当然一定の難点を挙げつつも喜んで受け容れることでしょうよ、繰り返しますがいいカモとして。
そもそもTPPは個別的な例外交渉なしの包括的な取り組みであるということなんて、ちょっと調べた人なら誰でも知っていました。それに加盟国の国内制度に超越するルールとして、企業活動が優先されるものであることも。
そこから非関税障壁というマジックワードの危険性に気付くのまではほんの一歩、というか何を考えるまでもない、少なくともバブル以前の記憶がある日本人なら。これは冷戦という状況を抜きにしては言及できないのだけれど東芝ココム問題とか、自動車や家電製品へのヒステリックな打ち壊しやら、突然総理大臣が「輸入品を買いましょう」とか言い出した記憶がある人なら、あの頃に感じた理不尽への不愉快な思いというのは多かれ少なかれ残っているのではないでしょうか。他人の生活を変えてまで貿易状況を変えろ、と言われても…と当時義務教育課程の千葉も思ったものですよ。実際、ほしい輸入品なんて当時は思いつきませんでしたからね…
まさか、その程度の保留も持たずに合衆国とお付き合いしているのだと思いたくはなかったのだけれど、政治家も官僚もマスメディアも、何か曖昧な希望とおためごかしで外交的案件を成功に導けると思っていらした模様で。耐え難いほどブザマな報道のうろたえぶり、つきあいきれないのでネットでしか見ていませんが、APECにうかうかと出かけていった野田佳彦が直面したのはTPPに反対していた人が言っていたことばかり、じゃないですか。まさかそれらの指摘を本当に聞いてもいなくて、それなりの二の手三の手を用意したりすることもなく「国際公約」してくるとは、残念ながら想像がつきました(笑)。国内で十分な説明ができない人が、どうして海外で、おそらくは英語でコミュニケーションを取る中で一定以上の外交的成果を勝ち取ることがあるでしょう?
個人的には、これからでもTPPに参加しないための努力を続けるほかないと思っています。国内にろくな説明もないままにうっかり海外で参加を表明してきた人をすげ替えるなり、やりようはあるのではないですか、民主党内の「反対派」の皆さん?おそらくはそれだけが、千葉が民主党に期待する最後の機会だと思っていますので、ことのなりゆきを注視したいと思います。まさかね、「慎重派」の皆さんはここまでコケにされて黙っていられるものなんですか?まさかね…
民主党を引きずり下ろしても自民党くらいしかそのまま与党になれそうな所がない、おそらく次の政権交代は少なくなく風頼みの、危険なものになりそうな雰囲気の中で、外交的な失点(おそらく、一部の人たちには「成果」なんでしょうがね)の影響をどれだけ抑えるのか、その上で国内の問題を問題化して、一つずつ解消していく方向に迎えるかどうか。ほんの少し考えればそういう順番で進めるしかないことくらい誰だって判りそうなものだけれど、どうにもこの国のおエラい方々はどさくさに紛れてことを進めるのがお好きでありすぎる。どうにも、このブログで社会派の話をする機会が減ることはないのかな、と嫌な気分になります。実に。もっと気楽にドラゴンズを応援したりしていたいのだけれど…
ということで、もうちょっと個別のお題でしばらく社会派ネタ続きます。願わくは、皆さまに「一定のご理解」を賜れましたら幸いでございます。というような言い回しの話もします、間違いなく(笑)。
シャア・アズナブルさんの名言「まだだ、まだ終わらんよ!」と自分に言い聞かせつつ本日はおしまいです。ではまた、ごきげんよう、おやすみなさい。