こんにちは。千葉です。

何も連休中にこんな記事に気がつかなくてもいいんだけどね…ちょっと険のある文体で書きます。



このワシントン駐在編集特別委員氏は、基本的にアメリカ共和党人脈からの情報を「アメリカの意向」という触れ込みで伝えてきた人。そのスタンスがさすがに有名になりすぎて、信奉者以外の人は予めそのバイアスを加味して記事を読む必要があるほどの、いわゆるやっかいさんです。まぁ、その明瞭なスタンス故の人気はありますけれど、共和党が下野して以降はその言説もさらに怪しさを増していたように思います。

で、今まさに交渉が本題に入りそうなところで、アメリカさまの意向を御丁寧にお伝え下さり、その真意を我々に伝えてくださる。いやありがたいことだ。
と言われるとでも思っているのか?交渉において相手が自分の意向にそぐわないようであればいろいろと言うだろうさ。利害関係ってそういうことでしょうよ。
そこに彼我の衝突があるから交渉して調整しよう、とすることの、なにがいけない?

日米一体の同盟関係、なんて妄想を前提にアメリカ情報(とされる彼らに都合のいい情報)を流してきた人には言われたくないね、こんな話。それこそ古森氏を軽蔑するよ・

なお、未だに彼が引用している「loopy」発言、以前に記事を引用した際に書いた通り一コラムニストの文章に過ぎない。また、その発言をしたとされる合衆国高官は先日来日した某氏で、来日の目的は謝罪のためだった、なんて話だってある。テニアンが基地を受け入れても良い、と言っている話もあるのにニュースでは流れない。そういう合衆国に都合の悪い情報はまったく表に出てこない昨今の普天間基地を巡る報道、まったく意味がわからない。日本と合衆国の交渉について、日本側に不利なように話を運ばせたいのでしょうか?

…とまぁ、見過ごせない文章だったので噛み付いてしまいました。今さら、の感もありますけれど。ではまた後ほど、本日のマーラーはまたしても映像で、テンシュテット&シカゴ響の第一番です。ではでは。