こんにちは。千葉です。


時々あることではありますが、クラシックの話をしていないのにも程というものがありますので(笑)、今日はまずこの話。


先日読んだ本がフランシス・プーランクに触れていたこと、またその聴きかたについて書かれていたことは先日書きました 。それで取り出したのがこのディスク。


Poulenc: Oeuvres orchestrales
¥3,213
Amazon.co.jp


前にも書きましたが、こっちのほうがお買い得 です、価格差ありすぎなのは、なに故?(なら貼るなよ)。プーランクのオーケストラ作品をほとんど網羅したこのディスク、演奏のよさとあいまって決定版ではないのかなと思います。


とはいいながら。

このディスクを続けて聴いていると、若干ながら食傷してしまう感もなくもない。これはそう、短編小説のオムニバスを長時間にわたって没入して読むことの困難に似ている、というかなんというか。「牝鹿」にしてもシンフォニエッタにしても、プロヴァンスの水夫にしても二台のピアノのための協奏曲にしても、聴くものを楽しませつつも没入させるような不調法なところがないのであまり続けて聴くことに意味が見出せなかったり。この感触、いわゆる「フランス六人組」に共通するところがあるように思うのですが、皆さま如何でしょうか。とまぁ話ここにいたって、村上春樹は正しいな、って思うのでした。速く岡田氏の著作に戻らなくては・・・


それにしても、プーランクの作品と気軽にくくってしまうけれど宗教曲(グローリア、凄絶な印象があります)やオペラ(「声」は、きっと全体の構成をちゃんと見ておくべきだと思いつつ放置気味・・・)で見せる表情はまた別なんですよね、テキストの有無に由来するのかな。そういえば歌曲も多数作曲しているし、ということは・・・と、自分の修行の足りなさを認識しましたよ、というお話でした。


簡単ですがひとまずこれにて。ではまた。


Dialogues Des Carmelites [DVD] [Import]
¥3,418
Amazon.co.jp

DVDはライヴ収録が容易になったからなのか、レパートリィの観点から見ると非常に充実していますね、この作品が検索でいくつか見つかるのにはちょっと驚きました。