こんにちは。千葉です。
衣替え、ちゃんとすべきでした・・・鼻がぐずつき気味で、いささか頭が回らない。もうね、長袖で重ね着のシーズンでした。反省。


なので、ってわけではないのですが気軽に読んだ本。


タイムスリップ戦国時代 (講談社ノベルス)/鯨 統一郎

¥840
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おなじみの人には(以下略)の、鯨統一郎氏のタイムスリップシリーズ、今の時点での最新刊です。なんだろう、千葉は本当にタイムスリップというかタイムリープというか、そういう話が好きですねぇ・・・そんなになにかやり直したいのだろうか(笑)。


本書ではタイトルのとおり、歴史修正主義(ある意味、文字通り)の悪の企みを阻止するために、戦国時代におなじみの(以下略)メンバがタイムトリップして繰り広げるお話です。
だってねぇ、介入しなかったら「太閤記」は伊達政宗の話になっちゃうし、ロシアはフランスに征服されちゃうし。それ以降の歴史は推して知ってください(笑)。

ちなみに本書の多元世界解釈だと、一定以上の乱れがあると歴史の本流と支流が逆転してしまい、われわれが現在知っている歴史とは異なる歴史が「正史」として通用するようになってしまう、というもの。多元世界にはならず、歴史の流れのなかで起こるべきイヴェントが歴史的事実どおり正しく(笑)起きれば、多少の細部が違っても問題ないというのは、ありな様な、なしな様な・・・


本書後半の異様なスピード・アップ、昔の筒井短編を読んでいるような気がして楽しめました(でも、もう少し速くてもいいような気もする、といいながら、それは短篇と長篇の違い、ですよね)。


以上、非常に簡単に。台風、被害が出ないといいですね・・・ではまた。