こんにちは。千葉です。

今日は折を見ては昨日の鈴鹿の感想など拝見させていただいているのですが。

来年はなにがなんでも行くぞ!ちっくしょう!!(あ、言葉遣いが・・・)


それでひとつだけ気になっていることが。すっごくマニアックなことなのですが。

鈴鹿サーキットにある観覧車、その車軸には、グランプリ期間中いつもBMWの「駆け抜ける喜び」広告が貼られていると思うのですが(通常の国内戦ではたしか麒麟麦酒)、今年はどうなってましたかしら?さっきから気になってしまって・・・もしおわかりの方がいらっしゃいましたらご教示くださいませ、如何でもいいことですみません(笑)。


さて、今日読了した本。じっくりと読みました。


大人は愉しい (ちくま文庫)/内田 樹
¥735
Amazon.co.jp


内田樹氏は以前から多くの著作を読んでいて、鈴木晶氏はいくつかの訳書でお名前を拝見したタイミングでこの本を目に留めました次第。

お二人の「メル友日記」とでも言うべき体で行われる「往復書簡」でもありますので、ちょっとずつ読み進めて、おそらくスタイルに見合った時間をかけられたんじゃないかなぁ。


前に読んだいくつかの往復書簡では、悲しくなるくらいのディスコミュニケーションに読みすすめるのが苦痛になることもあったのですが(あの人がかかわった二冊ですね、はぁ)、本書はお二人が先生でいらっしゃることもあってか、基本的に「対話」が成立しているところが心地好いです。本当に。


なんというか、コミュニケーションの基点に持論の押しつけがあるような本は正直読みにくいお年頃になってきました。それが事実確認のような、前提として必要なものであればまだしも、思い込みなのか客観的に証明可能なテーゼなのかが不明瞭だったりすると、本を手に取ってから読めるようになるまでの時間が非常にかかっていけません。


その点、本書はもともと交換日記ならぬメル友日記ですから(笑)、厳密にものごとを論証するようなスタイル、また一定の結論を求めるための論ではなく、問題に対して開かれた議論を提示してくれているように思われます。今ここで手持ちの結論を提示しあおう、というのではなく、お互いの語りの中から現れてくるかもしれない知見を求めているようなこの対話、なかなか刺激的でした。


先ほども書きましたが、この余裕、お二人が先生として教え子の成長を見守る位置にいらっしゃることが生むのかなぁ、なんて思います。子供はものを知らないかもしれないけれど、知る可能性があるし新たな何かを見出す可能性を持っていますからね(可能性があるのはこどもだけじゃない、とも思いますけれど)。勉強になりました。


鈴木晶氏の訳書、何か探していたような気がする・・・と思ったら、「ディアギレフ」と「アメリカン・ラプソディ」、このへんでお名前を存じ上げていたみたいです。ガーシュウィン学習中ですので、まずは後者に手を出そうかと画策中であります。


では本日はこれにて。おやすみなさい。