こんにちは。千葉です。

今日は外出続きの予定、なかなか骨が折れそうですが、仕事があるのでよしとすべきなのかしら・・・


これまで嫌いだったり興味がなかったものに、突然に魅入られる。あぁ、あるのですよこういうこと。気分転換がてきめんに効いているのです。


ビゼー:歌劇「カルメン」(ミッシェル/ジョバン)(1950)/クリュイタンス
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アンドレ・クリュイタンス指揮パリ・オペラ・コミーク座の録音。

ちなみに、千葉が持ってるのはEMIフランスの廉価版なのですが、それは措きましょう、あまり復刻について語れるほうじゃないし。


あの、千葉は「カルメン」ってオペラがこれまで凄く苦手で。なんというか、主人公が男女ともちょっと・・・(爆笑)ホセはストーカだし、カルメンは自己中だし、ミカエラは純朴すぎるし(最後のだけ、それはどうか)。

管弦楽組曲で実演でも録音でも聴いている割には好きになれず、昔吹奏楽で演奏したような気もするのにあまり得意じゃなかったのです。


なんでしょうね、「通俗名曲」が嫌いだ、とかいうハイブロウ趣味?(笑)それとも、ニーチェがほめすぎるから?(爆笑)


理由ははともかく(投げっぱなしか)、これまであまり好きになれなかったこのオペラ、この演奏だと実にドライで良いです、っていうか気に入りました。

そうか、イタリアのオペラのように登場人物に感情移入しなきゃいけないと思っていたのか、別に物語を外から見たっていいじゃないか。この録音は、千葉にそう気付かせてくれたように思います。台詞が台詞として語られる、オペラ・コミークなのも良かったかもしれません、結果として物語との距離が取れて。(とはいえ、これがもともとの姿なんですよね、ややこしい)


とはいいつつ、別にフランス語が理解できているわけではなく(全くもって、無理!)、ようやく取っ掛かりができたような程度、そろそろちゃんと聴いてみようかな、偏見抜きに聴けそうだし。そのくらいの、入口に立てたような感じです。いやはや、遠かった。とはいえ、これからまたちゃんと聴けそうなのは素朴に嬉しく、また少し守備範囲を広げられそうです。

以上、朝から簡単に。ではまた。