こんにちは。千葉です。

あの、大河ドラマって、あんなので良いんですか?ここまでは如何に(以下四文字自粛)な展開でもスルーしてきましたが、今日のはちょっと、話がつながらなすぎでは・・・謎の女性によるお色気展開、BL展開に続いて脈絡的に中抜き展開、ですか・・・


まぁいいです、あまり気にせずにいきましょう。それほど気合入れて見ているってこともないので(それなら黙っていろ!)。この前の勢いがアルチーナさまに移って 、それが自分に返ってきてしまいました。またしても安値のディスクに心奪われてみました。


ワーグナー:歌劇「ラインの黄金」(全曲)/ヤング(シモーネ)
¥4,200
Amazon.co.jp


えっと、これもまた激安で。新宿のタワーレコードで。




690円でした。



千葉はワグネリアンではないと思います、「指環」では「ラインの黄金」が一番説教臭くなくて好きだなぁ、と思うクチなので。そんな千葉がこれに手を出したのは、この値段で「ラインの黄金」なら良いか、シモーネ・ヤングは聴いたことなかったしね、そのくらいの軽い気持ちで買いました(他にも多数買ったけれど、その話は後回し)。


で本日聴いてみたら、なかなか見通しのいい演奏で、大いに気に入りました次第。先日のヒンデミット「画家マチス」には馴染みがないものだから演奏について判断しがたかったけれど、これならすぐにわかります、手堅い良い仕事です。


「ラインの黄金」には、「指環」の「世界」を提示する機能を求められると思いますので、手堅さって大事だと思います。ちゃんと聴いたことのなかったハンブルクのオーケストラも、シモーネ・ヤングの指揮もなかなかどうして見事なもの。歌い手の皆様も健闘されていたように思います。


20世紀前半に活躍した大マエストロのような演奏を求められると困っちゃうけれど、録音が良いこともあって作品の素が見えるような、そんな演奏に仕上がっていると思います。傷も少ないきっちりとした仕上り、そのくせライヴ録音だったり。一度実演で聴いてみたいですね、シモーネ・ヤング。女性だからとかそういう余計なことは抜きで、そう思わせてくれました。拍手。


円安、もしかしてバブル期並みの輸入盤天国を生み出すのか?なんて困った算段をしつつ、今日のところはこれにて。ではまた、おやすみなさい。