こんにちは。千葉です。
昨日はF1とフォーミュラ・ニッポンの同日開催&放送時間のバッティングで存分に楽しむのは厳しかったデス。とはいえ、まずは国内の結果について一言。
2&4レース、ということで、国内最高峰の全日本ロードレース選手権とフォーミュラ・ニッポンが同日開催された鈴鹿サーキット。思えばもう4年になるのです、加藤大治郎のあの事故から・・・そんな日に、大ちゃんの幼馴染二人、亀谷長純(JSB)と本山哲(フォーミュラ・ニッポン)が同日優勝したニュースを見たとき、今一度あの日を思い出して、またそれからの時間のことを思ってなんとなくしんみりしてしまいました。
忘れもしないあの日、引っ越したばかりの千葉は片付けもそこそこにNHK-BS2で放送された決勝レースを見ていました。MotoGP二年目に本人もファンも期待していたところに起きたあの悲劇。そして闘病の果てに届いた訃報、不覚にも仕事中にヤフーのニュースで見てしまってそのあとは全く仕事にならなかったのを覚えています。そして恐ろしい偶然は続きました、その翌日はブーレーズ指揮GMJOのマーラーの交響曲第六番の演奏会でした。あんなにつらい状態で聴いた、その演奏のことはほとんど覚えていません。とても聴ける状態ではなかったのでしょう、思い出せるのは巡り合わせってあるのだな、と思ったこと。それだけです。
ちょっと長くなりました。それではF1へ。
ミハエル不在の新シーズンがどう展開していくのかを占う開幕三戦。欧州から遠く離れてのフライ・アウェイに加えて2~3戦の連戦など、マシンとチームの素の実力が明らかになるだろうと予想されたレースは、こんな状況を明確にしたな、と感じています。
◆二強+1、フェラーリとマクラーレンは速い、しかし状況次第ではBMWは実力でも挑んでいけそうだ
開幕戦は余裕のポール・トゥ・フィニッシュでライコネン。第二戦は流石というべきかディフェンディング・チャンピオンのアロンソが1~2コーナーの戦いを制して逆転勝利。そしてド新人のハミルトンは連続表彰台、一方マッサは不運やらミスやらに阻まれてちょっといい所なし?といったフェラーリvsマクラーレン。
そして迎えたバーレーンGPはイタリアでの悪評を吹き飛ばすかのような(笑)吹っ切れた走りでマッサが優勝、ハミルトンはまたしても表彰台という結果に。今のところ、このにチームがマシン、ドライヴァー共に最高レヴェルだよな、というのをまざまざと見せ付けられた感じですね。中段のチームも頑張っていますが、ちょっとロングラン・ペースが一秒違うのでは・・・
そんな中で、ニック・ハイドフェルトの好調は光りました。なにやら苦戦したアロンソをオーヴァーテイクした場面はお見事でしたし、なにより安定して速いのが素晴らしいですね。今シーズン限りでトヨタに移籍、なんて噂もありましたけど、これは残留決定では?(マーティン・ブランドルはそう言っていたそうですね)
ということで、勝利が見える(ちょっと譲って表彰台が見える、かな)チームは今のところフェラーリ、マクラーレンとBMWザウバーの三つだけ、ということになるでしょうね・・・
◆中段は超混戦、バトル必至!
中段と一言では言いますが、悔しい気持を抑えて冷静に見るとルノー、ウィリアムズ、トヨタ、レッド・ブル、スーパーアグリ、トロ・ロッソ、ホンダという感じなのかな・・・
とはいえ、その差が非常に小さいのもまた確かな話で。ポイント圏ギリギリの戦いはしばらく続くことでしょう。願わくは、ホンダのマシン開発が進むことを。そしてスーパーアグリの開発が遅れませんことを。
バーレーンの中段グループについては、DCの活躍もあって、レッドブル・ファミリー要注意!の思いを強くした千葉でした。バーレーンのクルサード、なんと言うか、中堅どころの平幕力士が初日から七連勝!という感じでした(笑)。あとそうそう、なんとなくルノーがらみで因縁を感じさせる(苦笑)トゥルーリとフィジケラのバトルもおもしろかったですね。
スーパーアグリは開幕三戦のチャンスを、ということでしたが、最近のF1はサバイバルになりにくいんですよね・・・今後に期待します。ホンダは一言、問題の追及と修正をオネガイシマス。です。
詳しいバーレーンGPのリザルトは、こちらでご覧ください。
そうそう。土曜日に、ハミルトンを持ち上げすぎるのは云々という意味のことを書きましたが。F1のプレスって、イギリスの話題が世界の話題だ、見たいなところがあって、現在のハミルトン・フィーバーに違和感を感じるものですからそのように書いたのですが。
ここで潔く撤回しておきます。いかにトップチームで走っていても、デビューからの三戦連続表彰台はお見事です。今のところは落ち着いたレース運びが目立つ彼の、個性が見えてくる日を楽しみにしています。(あの冷静さが個性なら、ちょっとファンにはならないかな・・・)
では今日はこのあたりで。