こんにちは。千葉です。

今でこそ『実演を聴こうよ!』とオススメ公演を紹介している千葉ですが、以前はむしろCD派でした。といいますのも。

千葉は何年か前までは仙台に住んでいました。仙台の吹奏楽青少年は、滅多に来ない外来オーケストラを心待ちにしたりせず、
せっせとCDを買い漁っていました。
(↑『今でもCD買ってるし』『自分のことを一般化しないの!』など、ご意見はもう十分に承りました。すみません許してください←誰に謝っているのか)


当時バーンスタインを師と仰いでいて、出るCD&LDすべて買いかねない状態でしたね・・・
(バーンスタインの話もいつか。予告編ばかりですね。一度も実演を聴けなかったのが千葉は残念です)

・・・そんな千葉青少年がはじめて実演で衝撃を受けたのは、今は亡きG.シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団の仙台公演でした。


当時コンサート裏方のアルバイトなどしていた千葉は、幸運にも公演を聴けることになり、前プロは確か、モーツァルトのピアノ協奏曲だったかな・・・当時モーツァルトは聴けなかった(何を聴いても聴いても良いとは思えなかった・・・)のであまり記憶がないのです。記録も残していませんし。
(千葉青少年は派手目な曲のほうが好みでしたし・・・今はモーツァルト、よく聴きますし本当の天才だと思います)

ですが。マーラーの交響曲第五番、こちらの衝撃は忘れられません。冒頭のトランペット・ソロから千葉青少年の知っている楽器の音ではなく、(シノーポリは全く振っていませんでした・・・)何が起こるのかと思っていたらはじめのトゥッティで正直茫然。


曲が進むにつれ、これまでどんな良い録音でも聴き取れなかったような声部まできっちりと聴こえることに、圧倒的な表現力に、いちいち圧倒されました。


特にも、CDではそんなに好みでなかったシノーポリに正直感服、そこでようやく『CDと実演は違うもの』と心底から認識したような次第。この感銘をもたらす要因は演奏、音が違うだけではなく、会場で聴いている自分の状態も違うのだな、と。

それ以降、千葉少年は可能な範囲で実演に接するように心がけるようになりましたとさ。めでたし目出度し。


そう、認識を改めたおかげで先日紹介したフルネ&チェコ・フィルの名演などにもめぐりあえたのですからね。今も変わらず、CD/DVDも視聴しますが、実演はいわば『別腹』、可能な限り聴いていきたいと考えております。


クラシックに興味をお持ちの皆さま、出会い頭の衝撃でその道に引き込まれることもあるようです!ご参考までに(←何の参考でしょうか・・・)。

さてさて、今回も公演を紹介します。
せっかくなのでこれからマーラーの交響曲第5番を演奏する公演をいくつか。

◆ベルギー王立歌劇場管弦楽団 指揮:大野和士 (東京、愛知、倉敷)※公演終了につきリンク削除
(↑この公演は9/6のメールでも紹介します。期待してます!!)


◆マリインスキー歌劇場管弦楽団 指揮:ワレリー・ゲルギエフ 
(東京、神戸公演)※公演終了につきリンク削除
(ゲルギエフ、日本公演ではよくマーラーを取上げますね。)


◆<11/20>チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ズデネク・マカル
(ボヘミアのマーラーが聴けるのでは?と注目している公演です)※公演終了につきリンク削除

さらに今回はCD、DVDも紹介します!
マーラー:交響曲第5番/ラトル(サイモン) (CD)

¥1,680
Amazon.co.jp

サイモン・ラトル&ベルリン・フィル/マーラ:交響曲第5番/ラトル(サイモン) (DVD)

¥3,800
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2002年10月に行われた、サイモン・ラトルのベルリン・フィル就任記念演奏会での熱い演奏等を収録したライブです!来日公演で演奏されるアデス:アサイラの演奏が「見られる」DVDの方がお買い得な気もする千葉です。ちなみに輸入盤のほうが良かったりして、とか言ってみる。詳細は抜きでスミマセン。


録音も良いけど実演もね!ではまた!!

(註)千葉さとしの「はい、クラシックを聴いてます」より転載 元記事 2005-08-31