■第60回 活動記録
Ⅰ実施日:2019年8月4日(日)
Ⅱ実施場所
セッション実施場所:千葉市内貸しスペース
Ⅲ活動内容
セッション
Ⅳ参加者 計10名
量産型小市民、ヨッシー、陸、朧龍、NH、如月テンマ、コードウ、グェン、天野雀、スガイ(見学者)
Ⅴ活動内容詳細
以下2卓にて実施。
第1卓:「ゴブリンスレイヤーTRPG」 GM:グェンさん
第2卓:「ダブルクロス The 3rd Edition」 GM:量産型小市民さん
以下、各卓の詳細。
■第1卓:「ゴブリンスレイヤーTRPG」
5月頃に発売された新作システム、ゴブリンスレイヤーTRPGを遊びました。
TRPGあるあるを題材のひとつとする原作小説作品の「らしさ」をうまく落とし込んだ、ド王道なファンタジーシステムでした。
見学者さんを交えてのサンプルPC4人パーティーでの冒険です。
【PC紹介】
●名前:ヴァイト(PL:コードウさん) 只人/戦士/男/
商家の生まれで、先輩騎士にあこがれて冒険者になった駆け出し剣士の陽気な青年。
小剣・盾持ちのヒーロースタイルで出発したものの、1話目にして現実に打ちのめされてしまう。
名前のアクセントはアルバイトでもBite(かみつき)でもない。武器との相性は「殴り:〇(マル)」
●名前:セリ(PL:朧竜さん) 森人/野伏・精霊使い/女/
エルフの宮廷に出入りしていた楽士。部下に仕事を押し付け、新たな英雄譚を求めて森を飛び出した。
演奏技能と楽器は未所持(エアプ)だけど、酒場の注目を集めるほどの早引き技術を持っている……はず。
弓の名手として活躍するはずが、途中から破壊魔法の魅力に目覚めてゆくことに。
●名前:バラライカ(PL:ヨッシーさん) 鉱人/戦士/女/
葉巻をくわえた火傷顔(フライフェイス)な女ドワーフの元部隊長。髭は剃る派。
部隊の全滅を機に冒険者に転向し、遺族に渡すためのお金を稼いでいる。
ドワーフらしい芯のある性格で、戦闘スタイルはかなりクレバー。慈悲はない。
●名前:禿頭神官(PL:見学者/スガイさん) 只人/神官/男/40歳
15の頃から知識神の神殿に勤めてきた中年神官。純後衛だけど脱ぐとムキムキな投擲マシーン。
冴えない上司の姿を見て、ああはなるまいと冒険者の世界に足を踏み入れる。
ゴブスレ原作式ネーミングのせいでイニシアチブや行動宣言のたびに色々ひどい。
行動値7のハゲ、投槍いきます!
【プレイ風景】
今回は「邪教徒に追われていた行き倒れの騎士を助けて寺院まで連れてゆく」という護衛シナリオ。
邪教徒が追手として放ったゴブリン達とのチュートリアル戦闘から始まります。
ヴァイト「(ころころ)あれ、ソードって命中かなり低い?」 セリ「ダメージ1たりない!」
バラ姐「ゴブリン程度の攻撃なら盾受けで弾いて……防御ピンゾロ」
禿頭「騎士の傷を治しましょう。自動失敗。2回目はちゃんと発動しました」
GM「いきなり神様の声が遠いですね……(※初期PCが1日に使える呪文は2回分まで)」
GMもイニシアチブ管理にてんやわやしながらも、冒険者たちは着実に敵を減らしてゆき無事勝利。
治療した騎士を連れ、近くの集落で見張りを立てながら一晩休憩を取りました。
そして2日目、森の中を進んでたところ、先回りしていた邪教徒の追手たちの襲撃が発生します。
ヴァイト「先手を取ってゴブリンから奪った小槍の投擲。(ころころ)ソードより強い!」
GM「痛打表も参照して……槍は邪教徒の目にクリティカルヒット。気絶じゃ済まないです」
邪悪な陰謀のセリフもそこそこに、一撃で退場させられてしまいました。かなしい。
残るはボスのホブゴブリンと取り巻きゴブリンたち。セリがボス狙いで火炎魔法を飛ばし、一撃必殺しかけますが惜しくも削り切れず。
後方に隠れていた邪教徒の回復魔法で勢いを取り戻したホブゴブリンが大金棒を振りかざし、盾役のバラライカの体力を一撃で半分に削ってしまいます。
戦いは一転、ピンチのムードに。このシステム、部下を【統率】しているボスキャラはかなり頑丈です。
GMの想定ではクライマックスは、避難先の寺院に乗り込んでくるボスたちとの防衛戦を想定していました。
逃走リソースも残ってるし、ここは敵味方ともに仕切り直しかなと思いきや……。
「いや、邪神官が呪文回数を使い切った今が好機」
「ホブゴブリンは逃がすな、ここでやっつけろ!」
「因果点(※判定リソース)を切ってでも移動妨害だ!」
と、逆に火が付いてしまう手負いの獣めいた冒険者たち。
盾役のバラライカを禿頭神官が回復で支えつつ、投擲・弓射撃などと合わせて確実に取り巻きから減らす方針に転向。ホブゴブリンを孤立させた後でセリが再び火炎魔法を叩きみ、前衛たちの猛攻を入れて正面からこれを倒しきりました。
***
ホブゴブリンとの戦いを経て、報酬を受け取った冒険者たちの勢いは留まることを知りません。
後編は『廃墟化した大聖堂に乗り込み鐘付き塔の機械をもう一度動かせ!』というミニダンジョン攻略。
バラ姐「毒矢は挑発でひきつけて盾で封殺。前金と仲間から借金して買ったトマホークで念願の強打攻撃!」
セリ「成長は回復魔法より範囲攻撃の《石弾》取ります!ボスには《火矢》攻撃で……(ダメージダイス8個)」
ヴァイト「あの日あこがれた先輩に取り戻してもらった小剣はもう売り払った!ホブゴブリンから取ってきた大金棒を無理やりクリティカルさせて痛打!骨折・ダメージ70点越え!」
GM「今日のシステムはアリアンでしたっけ?(笑)」
※ゴブスレTRPGの初期PC攻撃力は1ケタ~十数ダメージくらい
禿頭「成長タイミングで魔法回数を増やしておいたので、回復魔法を残しながら《聖壁》のバリアも貼れますよ。達成値19?」
GM「ボスの攻撃ならワンチャン破って後衛に攻撃が通るはず!バリア越しに攻撃!」
……通りませんでした。二回り格上のボス、圧殺。
一番の強敵は道中の「眠り粉の罠+階段落下ダメージ」だったようです。
●所管
斥候不在PTなので罠を踏みつぶしながら突き進む、「叩き斬る(ハックアンドスラッシュ)」なシナリオ風景でした。
そんな中でも「『ゴブリンなんて奇襲してきても大した相手じゃないさ』……と言って仲間に見張りを任せ一番に寝ます」とか、「夕飯にお肉を一品付けてもらうために道沿いで一曲歌っておひねり集めてみますね」といった、駆け出しの冒険者らしいケレン味ある旅のロールプレイが見れてGMも楽しかったです。
次にGMをする機会があればどっしり腰を据えて、ワイルダネスやダンジョンを1話かけて遊んでみたいなと考えています。
参加いただきありがとうございました。
■第2卓:「ダブルクロス The 3rd Edition」
《ダブルクロス卓:偽りの太陽に手を伸ばすもの》
【今回予告】
変わらない日々に飽きた人々。
望んでも得られない強さを、ひたすらに求める男。
彼らの思いは、一人の、嫉妬に燃える研究者の元で収束する。
いてつく冬から、暖かな春へと変わる頃。
彼らは、動き出す。
「偽りの太陽に手を伸ばすもの」
Double Cross
―――それは、“裏切り”を意味する言葉―――
【PC紹介】
●"炎獅子(ガオレオン)" 鷺宮玲雄(16、男) PL:天野雀さん
キュマイラ/サラマンダー
「特別、か……。俺は(特殊だとは思うけど)特別じゃないし、それで不満はそんなにないよ」
かつて実の父親がジャームとなり、それがきっかけでオーヴァードとなったのちにジャームに目覚めた。
1週間後の任務ののちに高校に帰ってきた途端、クラスメイトにこんな言葉を聞かされることに。
『ねえ君、"特別"になりたいと思わない?』
●"第1殲滅部隊" 加賀裕也(18,男) PL:陸さん
エンジェルハイロゥ/モルフェウス/ノイマン
「オーヴァードの何たるかを教えてくれたのは、先輩!あなたじゃないですか!」
「(銃を取り出しながら)ほう、よく俺がこれを持っていることに気づいたな……」
戦闘用素体として作られたチルドレン。同じコードネームをもつ仲間がいたが、他の素体は全滅したらしい。
かつて世話になり、任務で死んだと思われていた先輩が敵となったため、戦いに赴く。
事なかれ主義と自己紹介していたが‥‥‥総じて発言と行動は殺伐としていた。
●"虚の看視者(ヴォイド・ウォッチャー)" 四条双葉(15,女) PL:NHさん
オルクス/バロール
「はぁ‥‥やはり人間はクソですねぇ(動物をなでつつ)」
人造生命として作られたエリート。同ナンバーの姉妹がいたが、既に帰らぬ人(タイタス)となっているらしい。
彼女が動物好きであるため、学校と街の2か所にある支部拠点はいずれも動物であふれている。
陰謀を働かせる"ユニット・メイカー"に対し、気だるげにしつつも巧妙に情報収集をし敵を追い詰めていく。
●"鮮血の銃弾" 室井駿(29、男) PL:如月テンマさん
ブラム=ストーカー/モルフェウス
「父とは、関係のないことですので」
名門の警察一家に生まれたが、大きな失敗を経てエリート街道からドロップアウトし、警察学校からノンキャリアとして刑事になった。
かつて派出所で同僚だった巡査が焼死体となって発見され、そこにオーヴァード事件の気配を感じて調査に赴く。
総じて大人らしい、冷静な振る舞いが特徴的だった。
(8/6一時更新)
(8/11一時更新)
(8/13更新完了)