先日は「サンケイ新聞」から、
私の少年時代の取材を受けましたよ。
たしか文化欄の「私の肖像画」
とかいうコラムです。

ちばてつやは今から70年前の8月15日、
中国の東北部で終戦を迎えました
(てっちゃん満6才)。

その後、中国から日本に帰国するまでの一年間、
地獄のような、つらい引き揚げ体験をもっているので、
戦争の時代を全く知らない、戦後生まれの日本人、
特に、今の若者たちには
戦争とはどういうことなのか、
伝えておかなければならないと、
切実に思っています。

思い出すのもイヤだけど、
聞く方だって、つらいよね。

だから、マンガやイラストなどで上手く
分かりやすく伝わらないかな~と、
毎日、悩んでいるのです。

この絵は音符ドンガードンガラカッターの
國松くんですが、彼も戦後、団かいの世代
生まれなので、戦争の現実は知りません。

でも、お母ちゃんやお父ちゃんから
しょっちゅう話を聞いているので、
こう見えても、戦争の恐ろしさは
知っているのです。

國松は、最近の「集団的自衛権」を大急ぎで
進めようとしたり、「マスコミを懲らしめろ!」などと
主張する国会議員がゾロゾロ増えてきたので、
すんごく心配しています。