今日は、国立駅近くのホールで、
中国から引き揚げたマンガ家達の体験談、
「もう10年もすれば・・・」という本を
出版してくれた、「今人舎(いまじんしゃ)」主催、
海老名香葉子さんと森田拳次さんの
トークショーがあり、
急遽、聞きに行ってきました。

11月3日は、「文化の日」。
そして、「マンガの日」でもあるので、
マンガと文化の話を話をするのかな・・?と
思ったら、やっぱりお二人は、戦争と引き揚げの
思い出話に終始しました。

海老名香葉子さんが戦時中、小学6年生の時、
どんなにつらく、悲しい体験をしたか、を
聞いていて、ホント胸が詰まりましたよ。

でも、彼女は全く顔に出さず、
ご覧のように、大きなえくぼで、
いっつもニコニコ。と言うのも

東京大空襲でなくなったお母さんが、
別れぎわに、「カヨは、これからどんなに
悲しい事があっても笑顔でいなさい。
けっして笑顔をわすれてはだめよ!」
って、それが最後の最後の言葉。
お母さんの遺言だったのだそうです。

それにしても・・・
70年も健気に、母の言葉を
守り続けている81歳の香葉子さん。
・・つくずく、頭が下がります。

えくぼの香葉子さんのお隣が
森田拳次さんと、今人舎の稲葉社長。
後ろは右から、山根青鬼さん、ウノ・カマキリさん、
一峰大二さんらマンガ家の仲間達です。

それから、下の「ベティちゃん」のイラストは、
香葉子さんが子供の頃、よく描いて遊んでいたと、
当時を思い出しながら描いてくれたものです。

(髪の毛は、ちょっとだけ
ワシがお手伝いしました)