与論島の友人のために、
古谷三敏さんが、三十数年前に手に入れて
大事にとっておいた、フランスのワイン、
「シャトー・ラトゥール」の1971年ものを
カバンの奥から大事そうに出してきました。

買った時は5万円だったけど、今なら
な、なんと60万円くらいの値打ちだそうです。

一本の値段ですよ、一本のっ。

みんなで集まって、コルクを抜き、
こわごわ、少しずつ、味わってみたけど、
「おお・・・っ」、「ん、・・んまいっ」
「う、うーむ・・・!?」
と、感想は人それぞれ

美味しいのは、間違いなく美味しいんだけど、
60万円もする味なのかなあ?って、
みんなは顔を見合わせていました。

世界中の酒や食べ物に詳しい
「レモンハート」の作者、古谷先生は、
「まっ、君たちにはちょっと高級過ぎたようだな」
って顔をしていましたよ。