ちばてつやのブログ『ぐずてつ日記』-20120124195307.jpg

古川正俊さんはね、
昔、ボクのアシス
タントをしてくれた
時期があるんだよ。

彼が、まだ二十歳
くらいの若者。
ボクもまだ、
真っ黒い髪の毛が
ふさふさしている、
駆け出しの
新人マンガ家だった。

少女雑誌に
『島っ子』や『リナ』、
また創刊されたばかりの
週間少年マガジンに
『ちかいの魔球』を
描きはじめたころ。

弟のちばあきお
(キャプテンやプレイ
ボールの作者)にも
手伝ってもらって
いた頃で、ボクの仕事を
待っている間、ふたりで
キャッチッボールしたり
ボクシングやレスリングの
まねごとをして
遊ぶような、とても
仲良しだったんだ。

当時、なかなか
可愛いマンガを描いて
いたけど、結局は
漫画家にはならず、
独立した後、デザイナーに
転身して、いろいろな
雑誌の表紙やグラビア
などをデザインする
名プロデューサーに。

うしろの大漁旗にある
少年ジャンプの、あの
有名な海賊マークも
彼がデザインした
ものなんだ。

同じ釜のめしを食った
仲間が頑張っているのを
見ると、ホントに
嬉しくなるねえ。

それにしても
プロデユーサー暦
50周年とは、
よく頑張りました。

ご苦労さま!!