65年前の8月15日、
中国大陸にあった
印刷会社(父の勤め先)の
社宅の庭で終戦を迎えた、
その時の記憶を
描いたイラスト。
帽戦闘を被り
しゃがんでいるのが
6歳のボクだよ。
印刷工場で働く日本人が
左の工場長の家に集められ
天皇陛下の『玉音放送』を
ラジオで聴いて
日本が戦争に負けた
ことを知り、うろたえ、
嘆き悲しんでいるところ。
この中にボクの母も
いるんだ。
このすぐあとから
社宅の周り、市場などから
激しい歓声ときょう声、
爆竹が鳴り響き、
あちこちで日本人追放の
暴動が決起され
ボクたち一家の地獄の
逃避行が始まるんだ。
この絵は最近、イタリアの
フィレンツェで展示
されていたもので、たった今
帰って来たんだ。