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あきお(亜喜生)が逝ってから早くも、もう二十四年になろうとしている。6月にビッグコミック誌に描いた「赤い虫」にも、今ヤングマガジン誌に執筆中の「トモガキ」にも、弟のあきおがたくさん出てくる。ボクが若い頃の話を描くとどうしても、あきおの存在が欠かせないのだ。それほど、あきおはいつもボクと一緒に居た。彼が学生時代にちょっと病気をして、家でゴロゴロ療養生活をしていた時に、暇つぶしにボクのマンガを手伝うようになり、それ以来いつも一緒に机を並べ、マンガを描き、映画や読書や宇宙の話しをし、仕事の合間に草野球やゴルフなどを楽しみ・・・・・・ボクはすっかりかびかび頭の爺さんになってしまったが、あきおは今でも若いまんまだ。