【超重要】「いい子」が不登校!?小学5年生女子の事例 | 【不登校・ひきこもり専門】母親が自己受容できれば、子どもは社会に飛び出せる!✨公認心理師・臨床心理士★心理相談室「太陽」

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皆さま

 

 

毎日、暑いですね~ニコニコ

 

 

【不登校・ひきこもり専門】心理相談室「太陽」の長島です。

 

 

 

 

小学校の花壇です。いつもきちんと手入れをされています♪

 

 

 

さて、

社会的に認められた有名大学や大企業へ入れるために

早期教育に熱が入っている親たち。

 

多いですね~目

 

 

 

どんだけ、立派に育てたいの!

誰に認めて欲しい?

 

まさか親じゃないよね?

まさか兄弟じゃないよね?

まさか世間体じゃないよね?

まさか、

自分の人生のリベンジじゃないよね?

 

 

 

 

皆さまに考えてほしいケースのご紹介

 

(臨床心理士や公認心理師には、守秘義務がありますので、

様々な要素を組み合わせた架空の相談事例ですので、ご了承ください)

 

 

  <小学5年生女子Aさんの事例>

 

第1回目は母子で来室

 

Aさんは、申し訳なさそうな顔で黙ったまま

礼儀正しくお辞儀をしてくれました。

 

落ち着いていて、もの静かで、

典型的な「いい子症候群」の印象。

 

 

 

※いい子症候群とは、

 

大人が求めるような「いい子」になろうとして自分を抑え、

親の言いなりになったり顔色をうかがって行動したりする子どもの姿

 

 

 

 

  「いい子症候群」チェックリスト

 

 

・いつも人の顔色をうかがっている

 

・やりたいことや欲しい物があっても言わない

 

・指示がないと行動できない

 

・いつもオドオドしており、自信がない

 

・あまり自己主張をしない

 

・感情を表に出すのが苦手

 

・自分で決めたり選んだりすることが苦手で他人に任せる

 

・失敗を恐れ、完璧を求める(完璧でないと不安)

 

・「イヤ」と言ったり断ったりが苦手

 

・イヤイヤ期・反抗期がない(なかった)

 

 

 

 

※あてはまる数が多いほど、

「いい子症候群」である可能性が高まります。

 

 

 

 

 

Aさんは大丈夫かな?

私はすぐにそう思いました。

 

 

母親は、「一人っ子なので、この子のためならと夫婦で頑張ってきました。

できるだけ在宅の仕事の日を増やしています。

成績もいいし、

今まで何の問題もなかった。

友達もいるし、習い事も休まずに行けている。

ただ、朝なかなか起きてこなくなって、

お腹が痛いとかグズグズして学校を休みたいと言うので心配で・・・」

 

<あーそうなんですね・・・

心配ですよね。

 

お母さんは、Aさんがどんなふうに育ってくれたら良いとお考えですか?>

 

 

「有名な大学を出て、

できれば一級建築士になって欲しいと思っています」

 

・・・・・・・(汗)

 

<Aさんも有名な大学を出て、一級建築士になりたいと思ってるのかな?>

とAさんに聞くと、

 

 

えっ私が答えるの?

 

と言う感じでキョトンとして、

 

黙って私の顔を見つめているだけ・・・。

 

 

母親はあわてて、

「確か、テレビでやっていて良い仕事だなと思ったので、

すぐに本人に聞いたら、「良いよ!」と言ったんですよ!」

 

 

<そのための準備というか、何か始められてますか?>

 

 

「はい、習い事は毎日行かせています。日曜日以外は」

 

 

<あうう・・学校から帰って、日曜日以外は毎日ですか・・・

わぁー私のような年寄りは、聞いただけで疲れてきました。

何か・・・めまいがしてきたわぁ・・・

こりゃ大変だぁ・・・>

 

 

ずっと黙っていたAさんが、その時初めてニヤッとしました。

 

 

<宿題とかもあるでしょう?どうしてるの?>

 

 

「塾に行く時と帰りに、電車の中でやってます」

(初めて小さな声を聞きました)

 

 

<そっかーそれは、それは、お疲れさまでございます・・・(ペコリ)

がんばってるね・・・

 

でも、さすがにちょっと疲れてきたね~

 

充電が切れそうになっちゃってるかも知れないねー

 

 

「うん」と

Aさんは小さくうなずきながら

下を向いてしまいました。

 

 

(その後、

現状を母親と話し合いました。

「やめたい習い事がある」というAさんの訴えを

母親にも何とか理解していただき、

一つだけ減らすことができました。)

 

 

 

「放課後、友達と学校で遊びたかったんだー」と

 

Aさんは笑顔になりました。

 

 

 

 

2回目の面接は、Aさんのみ来室

 

学校は休まずに来ているとの報告にホッとしました。

 

その後、

「面白そうだから、小学校の先生になりたいな」と

初めて母親に意見を言ってみたとの報告がありました。

 

<オーすごいね。それで、お母さんは何だって?>

 

「学校の先生は、すごくクレームが多いからやめたほうがいいって・・・」

 

<エッそれで?>

 

「一級建築士こそクレームが多いんじゃないかなと思ったけど、

言えなかった・・・

 

 

<そうだよね、クレーム多そうだよね。

でもえらかったね、

良く先生になりたいって意見が言えたねー>

 

 

ちょっと怖かったけど・・

 

<自分の考えは、そんな風に言っても良いんだよ>

 

「うん」

 

<今日、相談室に来ることはお母さん知ってるかな?>

 

いえ、言ってないです。

黙ってたほうが良いかな・・・って思ったから

 

 

<黙ってたほうが良いかなと思ったんだね。

なんでだろう?>

 

「お母さん以外の人と仲良くすると嫌かなーと思って」

 

<仲良くすると嫌かな?>

 

「だって怒るんだもん!」

 

<だから、お母さんの言うことをできるだけ聞いてるんだね>

 

「うん、なんか可哀想だから・・」

 

<我慢してるAさんは可哀想じゃないの?>

 

 

「もうね、慣れちゃったの、だから・・私は良いんだけど・・・

少しくらいは、お話してもいいかなって思ったの」

 

<そっか、色々迷いながら来てくれたんだね>

 

「ここで話せば、また頑張れるような気がしたから・・・」

 

 

<・・・あっちにもこっちにも気を遣って疲れるね。

ここでは、思ったことをそのまま話しても大丈夫だからね。

 

ところで、お父さんはどう思ってるんだろうね?>

 

 

「お父さんは、Aの好きに生きて良いんだよって言ってくれるけど、

お母さんにそう言ってくれない」

 

 

<あうう・・・お父さん惜しいね!>笑

 

 

「うんお父さん、やさしいんだよ」笑照れ

 

 

 

<お父さんがそう考えてくれてるなら、取り敢えず安心だね。

 

また、お母さんともお話がしたいなー

って思ってますが、良いですか?>

 

 

「はーい」

 

 

 

<来週はどうしますか?>

 

 

「来ます」

 

 

<しんどかったら、無理しなくていいけどね、じゃバイバイ>

 

 

「バイバイ」

 

 

 

 

※空いた時間が全くないほど、詰め込まないようにしましょう!

こころのエネルギーがすり減って、

不登校になる可能性が大きいケースです。

 

「いい子」は生きづらい大人になる

 

・自己肯定感が低い

・我慢しすぎてキレル!「ふざけんな!」「なめんなよー」

・「NO」が言えない

・自分の気持がわからない

・人生が楽しいと思えない

・対人関係がうまく結べません

 

 

 

勝手に決めないで、子どもに考えさせる事が大事!

 

社会が「すごい」と言っていても、

あなたの子どもにその生き方が合うとは限らないグラサン

 

と私は心のなかでツッコミを入れてしまうことがあります。

 

 

 

また、

自分の頭で物事を考えてこなかった親たちだなぁと

思う時もあります。(失礼)

 

世間のモノサシでしか測れない親たち

 

多数が良いなら良いんじゃないか?

くらいの考え方にしか思えません。

 

 

 

 

世間体は、気にしないで生きる! 

 

不登校やひきこもりを経験した子は、

自分の好きなことややりたいことを大切に生きることの意味を

心から理解しているので、

世間体など、意味がないことをよく知っています。

 

 

 

 

 

 

まあ、私の父親のように

「勉強なんかする暇があるなら草取りでもしろ!」

「こんな時間まで勉強するなんて、お前は頭が悪いなー電気消すぞ!」

なんて良く言われて育ちました。

 

(頭が悪いのはオマエだよ

と内心思っていましたが・・・。)

こんな親の方がある意味

楽だったかもしれません。

 

親を追い越す必要がないというか・・・

 

当時、県立高校の全日制課程の授業料は、毎月1700円でした。

50年間も忘れられない金額です。

その授業料をもらおうとすると、

「もう高校やめて働け!」と言われて、

なかなかくれないので、

「今日も忘れました、すみません」と担任に謝っているのに、

学校の職員室前の廊下に、

 

<授業料未納の生徒名>

〇〇房子

 

と名前を張り出されて

メチャ恥ずかしかったよー(汗)

友達にも笑われて・・

 

(全く何なんだよ!

この親とこの学校の対応は!)

 

 

 

 

不登校を経験した子は、

自分の好きなことややりたいことを

大切に考えて、

意味のある生き方を選びます。

 

 

人から「すごーい」と言われるために

 

 

人生を棒に振りません。

 

 

 

 

 

その割に長く学校を休んだじゃないか?

 

 

逆です!

 

 

休んだからこそ見つかったんです!

 

 

 

親や世間体の波に一度は足をとられたけれど、

大切なことを見つけたんです。

 

 

まだ、ひきこもり中の方も

きっと、立ち上がって来られますよ。

 

 

 

成長力を信じましょう。

 

 

 

  幼少期から好きだったことがキーワードです!

 

 

もう一度取り組んでみましょう。

 

好きなことは楽しい!

 

 

 

 

本当に子どもが進みたい道を

 

 

歩ませる事ができる親になりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

長い文章をお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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